ユータのDTM講座・第9回「自由自在にドラムパートを作ろう!」(約26分)

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↓動画の内容をテキストでも説明しています。

作曲を行う上で、リズムを
つくることは、最も重要と
いってもいいです。

なぜなら、音楽の発展は
リズム単体のものから
始まったとされるからです。

 

バンド系の曲で、
このリズムを担当する
ドラムパートを

自在に作ることができれば、
あなたの音楽製作は
とても豊かなものになります。

 

そのために、まずドラムには
どのような楽器があって、
それぞれの役割は何なのか。

これを把握した上で、
ドラムパートをつくって
いくのが効果的です。

 

ドラムの打ち込みには、
これといったルールはなく

実際の演奏でも、
ドラマー次第で演奏は
変わってきます。

 

同じように、DTMにおいても
自分が思ったように打ち込みを
できるようにするのが大切です。

そのために、ドラムセットの
構成をしっかりつかんで
いきましょう。

 

☆ドラムセットの構成

様々な打楽器がワンセットに
なったドラムセットには、
以下の楽器があります。

・バスドラム、スネアドラム
→基本のリズムを
つくるのに使います。

・ハイハット
→リズムに味付けを
していきます。

・タム類、シンバル類
→リズムにアクセント
をつけます。

 

これらの各楽器の種類と
役割を意識して、打ち込みを
進めていきます。

 

☆ドラムパートの
打ち込みの3ステップ

ドラムパートの打ち込みの
具体的な3ステップは
以下の通りです。

1.バスドラムと
スネアドラムでベースの
リズムを作る

2.シーンに応じて
ハイハットを入れる。

3.飽きさせないように、
変化を入れる
 ・リズムを変える
 ・曲の変わり目に
  フィルインを入れる
  など

 

フィルインとは、
曲の変わり目を示す
ドラムの演奏法です。

「Fill-In」で「埋める」
という意味で、曲の変わり目で
メロディが途切れるところを、

ドラムの演奏で
間を埋めるという
イメージです。

 

☆バスドラムとスネアドラムで
ベースのリズムを作る

まずは、バスドラムと
スネアドラムで
基本のリズムをつくります。

4分のリズムや、
8分のリズムで、
曲のイメージに合った

ドラムパターンを
1小節で1セットつくり、

それを繰り返す形で
つくります。

 

☆シーンに応じてハイハットを
入れる。

次に、曲のシーンに応じて、
お好みでハイハットを
入れていきます。

例えば、サビは特に
盛り上がるので、派手目の
ハイハットを使う感じです。

こちらも、4分や8分の
リズムで、音を刻むように
使います。

 

ハイハットは、曲の中で
高い音の成分を調整する
ことができます。

料理で言えば、
香辛料ってところです。

 

ハイハットを鳴らす
回数や音量によって、
高い音の成分を調整します。

この成分が大きければ、
曲がより派手に、
盛り上がっていきます。

 

ここで、大まかに
ハイハットの種類毎の
派手さを紹介すると、

クローズハイハット
またはペダルハイハット

ライドシンバル

オープンハイハット

の順に音が派手に
なっていきます。

 

クローズハイハットは
上下1セットのハットを
閉じた状態で叩く音です。

ハイハットが閉じているので、
あまり音が響かず、
落ち着いた音になります。

 

ペダルハイハットは、
足元のペダルを踏んで、

ハイハットを閉じて
音を鳴らす方法です。

これも、ハットが
閉じるのであまり音が
響かず、落ち着いた音です。

 

ライドシンバルは、
最も大きく分厚いシンバルで、
音はよく響きますが、

分厚い分ちょっと重く、
落ち着いた音が出ます。

 

オープンハイハットは、
ハイハットが開いた
状態なので、

よく響き派手な音が
鳴ります。

 

イントロやAメロでは
落ち着いたハイハットを。

サビなど盛り上がる
パートでは、

派手なハイハットを
使うといいでしょう。

 

これらのハイハットの
叩き方による音の
違いを意識すると

変化をつけやすいです。
DTMではそれぞれの音が
音階に割り当てられています。

 

☆飽きさせないように、
変化を入れる

ハイハットを入れたら、
最後に飽きさせないように
変化を入れていきます。

1つは、曲の変わり目、
例えばAメロからBメロ、
Bメロからサビに移るとき

などにフィルインを入れる
方法です。

 

フィルインは、
曲の切り替わりを
示すドラムの演奏法です。

「タム回し」といって、
連続でタムを鳴らす演奏が
よく使われます。

 

以下の様に、音程の
高いタムから低いタムを

連続で叩くものが
よくあるパターンです。

ハイタム

ロータム

フロアタム

上記の様に叩いて、
最後の締めくくりで

クラッシュシンバルを
鳴らすのが王道です。

 

その他、曲の途中で
ときどきアクセントに

クラッシュシンバルを
入れるのもいいです。

 

その他、僕がよくやるのは
例えば4小節毎に

バスドラムとスネアドラムの
パターンに変化を
くわえる方法です。

ずっと1小節
同じパターンが続くと
飽きてしまうので、

4小節に1回とか
様子を見ながら変化を
与えると、

リズムがキリッと
締まるのでオススメです。

 

ここまで説明した
3ステップの流れは、

動画の中で実際に
打ち込みながら
説明しています。

是非、ご確認ください。

 

次回の講座では、
曲の完成度の要となる
ベースの打ち込みについて、

考え方とテクニックを
説明していきます。

 

ベースってけっこう
難しいですよね。

ベースは、
作曲をはじめたころ、

僕自身もなかなかうまく
打ち込みができませんでした。

 

しかし、何曲も作曲して、
長い時間をかけてコツを
つかむことができました。

次回の講座では、
僕が長い期間をかけて
手に入れた

ベースの打ち込みの
コツを余すことなく
お伝えします。

 

その前に、今回の動画で
ご紹介した

ドラムの打ち込みについて、
しっかり身につけておいて
くださいね!

 

最後までお読みいただき、
ありがとうございました。