Cubaseで耳コピをするときの、ロケーターの活用方法

楽譜が無くても、憧れの曲をパソコンで再現できてしまう「耳コピ」。

耳コピは「耳コピー」の略で、耳で聞いた音楽をパソコンで打ち込むなどして再現することをいいます。

 

これが出来ると、カバーや、「歌ってみた」をやるときに役立ちます。

また、耳コピした曲のメロディやリズム、曲の構成がどんどん身に付いていきます。

そのため、作曲能力が飛躍的に向上します。

 

耳コピするときは、同じ部分を繰り返し聞くことが多いです。

このとき、いちいち手動で停止して戻して再生…をしていたらかなりめんどくさいですよね。

そこで、Cubaseで使えるロケーターを使うのが便利です。

ロケーターを使えば、指定した部分をリピート再生することができます。

 

今回は、Cubaseで耳コピをするときに役立つ「ロケーター」の活用法について説明します。

 

ロケーターとは

ロケーターは、曲の中で開始地点の終了地点を決めて範囲を指定できるマーカー機能です。

この機能を使って、自分が聴きたいところを指定すればその部分をリピート再生することができます。

 

ロケーターによる範囲指定の方法については、下記の記事にまとめています。

こちらも 是非、ご覧下さい。

「Cubaseの使い方【入門編】ロケーターの意味・使い方」

 

ロケーターで再生範囲を指定したら、下記のようにトランスポートパネルのリピートボタンをクリックします。

これにより、音楽を再生すると、ロケーターで指定した範囲をリピート再生するようになります。

上記のトランスポートパネルは、もし表示されていなければキーボードの左上の方の「F2」ボタンを押せば表示されます。

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1小節をリピートする

耳コピに慣れない内は、長いメロディを聞き取るのが難しいです。

そのため、まずは1小節をロケーターで指定してリピート再生するといいでしょう。

これによって、何十回と繰返して同じ部分を聴くことができます。

最初はどんなメロディなのか、なかなか入ってこないと思います。

しかし、何度も聴いている内にメロディが頭に刷り込まれ、音程が理解できるようになっていきます。

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耳コピできたら、隣の小節にスライドする

聞き取りたい楽器の、1小節耳コピができたら、ロケーターを隣の小節にスライドすることができます。

ロケーターで範囲選択した部分の、目盛りのところにマウスカーソルを合わせると、カーソルが手のマークに変わります。

この状態で、クリックしつつ、そのまま右にスライドします。

そうすると、1小節の幅を指定したまま、隣の小節に移ることができます。

このようにして、聞き取りができたら先に進んでいきます。

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複数小節をリピートする

1小節の聞き取りに慣れてきたら、複数小節をロケーターで選択するといいです。

2から4小節で、1つのフレーズになっているメインメロディの聞き取りに効果的です。

また、同じように複数の小節数で、ドラムのリズムが作られている場合にも効果的です。

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瞬間の音をリピートする

ギターの速弾きなど、メロディが細かかったり、スピードの速かったりすると聞き取りにくい場合があります。

もちろん、何度も同じフレーズを聴いて覚えこむのもいいです。

その他に、ロケーターの範囲を、かなり短く設定して「一瞬の音」をリピートするのも効果的です。

これによって、1つの音の音程が「ド」なのか「レ」なのが、というレベルの細かさで、聴き取りをすることができます。

聴きすぎると、ちょっと頭がおかしくなりそうになりますが…

このようにすると、聞き取りが難しい箇所でも、格段に耳コピがやりやすくなります。

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まとめ

ここまで説明したように、ロケーターでうまく範囲を指定してリピート再生をすると、耳コピがしやすくなります。

是非、試してください。

 

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