ユータのDTM講座・第3回「ドラムセットとベースについて」(約34分)

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↓動画の内容をテキストでも説明しています。

ドラムセットは
一見たくさんの楽器が
ワンセットになっていて

はじめは、何がなにやら
わからないと思います。

しかし、基本の楽器という
ものがあり、それぞれの
役割もあるのです。

 

まず、ドラムセットとは
複数の、ドラム・シンバルが
ワンセットになったものです。

まずは、
ドラムセットの種類について
見ていきましょう。

 

☆バスドラム
バスドラムは最も大きく、
最も低い音が出るドラムです。

バスドラムは、足元に縦に
置いてあります。

そして、「マレット」と
呼ばれるバチを踏んで
演奏します。

そのため、「キックドラム」とか
単に「キック」と呼ばれること
もあります。

 

バスドラムは最も基本的な
リズムを担当します。

 

☆スネアドラム
スネアドラムは、バスドラムに
アクセントをつける感じで
叩かれます。

少し高めの音が出て、
バスドラムとセットで
基本のリズムを作ります。

 

スネアドラムは
他のドラムと違って、

底面に「スナッピー」と
呼ばれる金属のワイヤーが
張られています。

これによって音が
響き、独特の音がでます。

 

またスネアドラムは、
叩き方や叩く場所によって、
音が変わります。

そのため、作曲ソフトでも
いろいろなスネアドラムの音が
入っていることがあります。

 

☆ハイハット
ハイハットは、シンバルの
一種でドラマーの左側によく
配置されているものです。

高い音が出て、細かいリズムを
刻むのに使われます。

 

ハイハットは、円盤状の金属
であるシンバルが、

上下2枚1セットに
なっています。

 

下側のシンバルは
上下ひっくり返った形で

2つで丁度“どら焼き”の
ような見た目です。

 

ハイハットは、足元のペダルで
シンバルを閉じたり
開いたりできます。

その状態によって音を
変化させることができます。

 

☆タム
タムは、曲の中でアクセントを
つけるために使われるドラムで、

音程差があるのが
特徴です。

 

ドラマーの前方に配置されて
いるのが、

2つセットで
「タムタム」と呼ばれる
ものです。

 

左側に配置されている
タムがやや小さく
高い音が出る「ハイタム」。

右側のタムが少し大きくて
低い音が出る「ロータム」
です。

 

そして、ドラマーの右側に
よく置かれている、さらに
大きくて低い音がでるのが

「フロアタム」と
呼ばれるものです。

 

これらのタムは、
複数の種類のタムを連続で
叩くことによって、

曲の変わり目に使われる
「タム回し」という
演奏に使われます。

 

☆ライドシンバル
ライドシンバルは
ドラマーの目線あたりの
高さにあるシンバルです。

これもハイハット同様、
リズムを刻むときに
使われます。

 

ライド(ride=乗る)の
文字通り、

曲が乗ってきた
時に使われること場合が
多いです。

 

ハイハットと違い、
シンバルの中で最も大きく
分厚いのです。

そのため、落ち着いた
感じの音が出ます。

 

☆クラッシュシンバル
クラッシュシンバルは
タム同様、曲のアクセントに
使います。

クラッシュ(crash=衝突)の
意味どおり、激しい音が
鳴ります。

 

タムを鳴らした後や、
シーンの切り替わりに
使うことが多いです。

 

ここまでで、ドラムセットの
楽器について説明しました。

次に、ベースについて
説明します。

 

☆ベース
ベースはドラムと共に、
曲のリズムを担当します。

そのため、ドラムとセットで
「リズム隊」とも呼ばれます。

 

ベースはギター同様、
メロディを演奏することが
できます。

ベースの方がギターより
低い音が出ます。

低い音を出すために、
ギターより弦が太く、

サイズもギターより
少し大きくなっています。

 

☆ベースの重要な役割
実は、ベースはバンドにおいて
とても重要な役割があります。

それは、メロディとリズムの
橋渡しをすることです。

 

ボーカルやギターは、
メロディを担当しますが、

ドラムほどリズムを作るのが
得意ではありません。

 

一方、ドラムはリズムを
担当しますが、メロディを
持たない楽器です。

このため、音程のある
ボーカル・ギターと

音程の無いドラムだけだと、
隙間があるような物足りない
音になってしまいます。

 

そこで、リズムもメロディも
得意なベースが間に立って

曲全体を美しくまとめて
いきます。

ベースが入ることによって、
とても聴きやすく、まとまった
印象の曲になります。

 

このように、
ドラムセットの各楽器の役割や

ベースの立ち位置を
理解していると、耳コピや作曲を
する上でとても役立ちます。

 

是非、動画から
その点について
押さえておいてください。

 

次回の講座では、
メロディやドラムの
パターンを把握する上で大切な

「リズムの捉え方」に
ついて説明します。

・そもそもリズムとは
何なのか?

・なぜ音楽でリズムが
大切と言われるのか?

・なぜリズムに乗ると
楽しいのか?

・ポピュラー音楽を作る上で
大切なリズムの基本単位とは?

などなど、基本的知識から
解説していきます。

 

また、今回の動画で解説した
各楽器の知識は、今度の講座
で繰り返し登場します。

なので、確実にものに
しておいてください。

 

 

最後までお読みいただき、
ありがとうございました。