ユータのDTM講座・第6回「短いメロディからでも大丈夫!ワンコーラスの作り方」(約16分)

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↓動画の内容をテキストでも説明しています。

フルコーラスの曲を
作っていくとき、まずは
ワンコーラスを作って

それを機軸にフルコーラスを
作っていくことを、

前回の動画で
説明しました。

 

ワンコーラスの構成要素は、

・イントロ
・Aメロ
・Bメロ
・サビ

の4つです。
そして、上記のいずれかの
パートから作っていけば、

その続きを作ることで
ワンコーラスを
作ることできます。

 

☆各パートを作るには

実際の作品を聴きながら、
それぞれのパートを
詳しくみていくと、

フレーズと呼ばれる
短いメロディから
成り立っていることが
分かります。

 

フレーズは、
長くて10秒くらいです。

各パートで、このフレーズを
2回、3回と
繰り返しています。

 

是非、あなたの好きな
アーティストの作品を
聴いてみてください。

ほとんどの場合、
区切りのいいフレーズが
繰り返されているはずです。

 

☆なぜフレーズを繰り返すか?

それでは、なぜフレーズが
繰り返されるのでしょうか。

これは、音楽の基本が
リズムであることに
よると考えられます。

 

リズムには、繰り返しや
規則性があるという
性質があります。

これらの性質があると、
聴き手が音楽に追いて
来られるようになります。

 

逆に、繰り返しがないと、
展開が忙しすぎて、
聴き手が追いてこられず、

音楽を楽しむことが
できなくなります。

 

☆繰り返しつつ、変化をつける

それでは、とにかく繰り返せば
いいのかというと、
そうではありません。

もし、ずっと同じメロディが
延々と繰り返されていたら、

とても退屈で、
聴くに堪えないと
思います。

 

この、「繰り返しつつ、
飽きさせないように
ほどよく変化を加える」

というのが、音楽の醍醐味で
あり、作曲する上での
面白さだと思います。

 

具体的には、2回目以降の
フレーズは、

次のパートに移る直前で
少し変化させるといいです。

Bメロ直前の、
Aメロの最後のフレーズを、
少し変化させる感じです。

 

ただし、必ずしも変化を
加えるのがいいという
わけでは無いので、

実際に曲を作る中で、
作っては聴くことを
繰り返し、

調節していくのが
いいでしょう。

 

☆フレーズの中にも、
繰り返しがある場合もある

フレーズの中身を見ていくと、
さらに短いメロディが

繰り返されていることも
よくあります。

 

これも、2回目以降の
繰り返しは、少し変化を
加えると

うまくいく場合が
あります。

 

☆フレーズはどの位繰り返す?

それでは、フレーズは
どの程度繰り返すのが
いいのでしょうか。

これは、一概には
言えませんが、

Bメロ

サビ

イントロ・Aメロ

の順に繰り返しが
多くなるイメージで
考えると良いです。

 

まず、イントロやAメロに
ついて。

イントロは音楽、Aメロは
歌がそれぞれ
始まるパートです。

 

そのため、聴き手としては、
「どんな曲か歌なのか
知りたい!」という
気持ちになります。

 

もちろん、何度も
聴いたことのある曲で
あれば分かりますが、

それでも1曲の中で、
じっくりと聞かせるべき
パートとなります。

 

そのため、繰り返し回数が
他のパートより比較的
多くなりやすいです。

 

一方、Bメロを聞くときの
聴き手の気持ちは、

「サビが来る!」という
期待感が大きくなります。

 

このため、ここであまり
繰り返しが多くなると、

聴き手がヤキモキして
しまいます。

なので、他のパートに比べ、
繰り返しを少なくします。

 

そして、サビについては、
最も曲が盛り上がる所なので、

「オイシイメロディは
2回は聴きたい!」

という気持ちになります。
そのため、2回程度

ほどよくフレーズを
繰り返すのがいいです。

 

☆飛行機の離陸をイメージする

この各パートにおける
繰り返しは、

飛行機の離陸を
イメージすると
分かりやすいです。

 

イントロ・Aメロでは、
リスナーにじっくり
聴かせるので、

徐々にスピードを
加速させる滑走路って
感じです。

そのため、
時間がかかるので
繰り返しも多くなります。

 

そして、Bメロは、
スピードも乗って
いよいよ離陸!

という瞬間です。
勢いに乗っているので、
あまり時間がかかりません。

 

そして、最後大空で気持ちよく
飛行しているのがサビです。

ここは、美しい空の眺めを
ゆっくり見るような感じで、

ある程度時間をかけて
フレーズを繰り返します。

 

ここまで説明してきたように、
各パートがフレーズの繰り返し
によって成り立っていること。

そして、フレーズは
さらに短いメロディの
繰り返しとなっていること。

 

そして、各パート毎の
繰り返しの度合いを
頭に入れれば、

とても聴きやすい
ワンコーラスの曲を

効率よく作曲することが
できます。

 

是非、動画からも
このテクニックを
手に入れてください。

 

次回の講座では、
メインメロディの
具体的な作り方や

実際の打ち込みについて
説明します。

 

動画では、メインメロディの
典型的なパターンをご紹介!

これを取り入れるだけで、
かなりメロディの変化を
つけやすくなります!

 

そして、僕が作曲ソフトで
メロディの打ち込みをします!

かなり、作曲のイメージが
つかめてくる内容に
なっています。

 

その前に、今回の講座の
内容を完全に頭に
入れておいてくださいね!

 

 

最後までお読みいただき、
ありがとうございました。