ユータのDTM講座・第7回「メインメロディの作曲と打ち込み」(約30分)

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↓動画の内容をテキストでも説明しています。

メインメロディの作曲に、
おいて、まず大切なのは

他と違うものを
つくることです。

 

自分がつくる曲が、
あまりにも他の曲と
似通っていると、

目立たず、わざわざ
聴こうという気持ちに
ならないからです。

 

それでは、どのようにして
他と違うものをつくるので
しょうか。

それは、メロディを
つくることを

パズルをつくることと
考えると分かりやすいです。

 

作曲は、
今まで聞いたことの
あるメロディの欠片を

自分なりの新しい
メロディのとして
組み立てることと言えます。

 

頭の中にメロディの
欠片がパズルのピースの様に
入っており、

そのピースを自分なりに
組み立てていく感じです。

 

そして、パズルの完成形は
自分のつくりたい曲です。

このパズルを独創的なものに
するには、さまざまな形の
ピースがある必要があります。

そうすることで、
非常に多くのパターンの

パズルをつくることが
できるからです。

 

これにより作曲の
自由度が増し、

他とは違うメロディ作りが
できるようになります。

 

そのため、特定の
アーティストの曲だけを
聴くのではなく、

他のアーティストの曲も
聴いてみる。

あるいは、普段聴かない
ジャンルの曲も、ときどき
聴いてみるのが効果的です。

 

僕の場合、音楽ゲームという
さまざまな作曲家が、
数多くのジャンルの曲を

提供しているゲームで
よく遊んでいたので、

いろんなメロディの
パターンを頭に入れる
ことができました。

 

そのため、
かなり自由にメロディを

頭で思い描くことが
できるようになりました。

 

このように、
様々なメロディの欠片を
頭に入れることで、

パズルのピースを
増やすことができます。

 

ここで、耳コピができるように
なっていると、曲の中身が
理解しやすくなっているので、

メロディの欠片が
頭に入りやすくなります。

 

また、好きな音楽や
メロディ、リズムは
人それぞれ違うので、

取り入れたメロディの欠片を
どう組み立てて
いくかが変わります。

これが、作曲の個性
となります。

 

また、メロディを
つくっていると、

どうしても、
他人が作ったものと
似てしまう場合があります。

 

そんなときは、同じリズムでも
少しメロディを変えたり、

フレーズの途中からメロディを
変えたりすることで、
違いを生むことができます。

 

このように、
他の人の作品と違うものを
つくることが大切ですが、

もう一つ、メロディに変化を
つけることも重要です。

なぜなら、ずっと同じような
メロディが続いていると、

聴いていて
飽きてしまうからです。

 

メロディに変化をつける
方法は大きく分けて、
2つあります。

1つは、フレーズを
繰り返すときに、

2回目以降の繰り返しで
メロディを少し
変化させる方法。

 

もう一つは、
AメロからBメロのように、

パートが移るところで、
メロディのパターン
を変える方法です。

それでは、
どのようなパターンの
メロディがあるのか、

代表的な4つを
説明します。

 

☆波型(なみがた)

波型のメロディは文字通り、
楽譜や打ち込みの画面上の形が

波を描くような
形のメロディです。

 

低い音から高い音、
高い音から低い音へと、

滑らかに音程が
変化していくのが
特徴です。

 

変化が比較的ゆるやかなので、
ゆったりした曲や

そのようなイメージを
出したいときに使うと
効果的です。

 

☆直線型

直線型は、音程の変化がなく、
一定の高さの音が
連続したメロディです。

打ち込みの画面では、
文字通り直線の
形になっています。

 

スピード感があるのが
特徴なので、そのような
曲やイメージによく合います。

 

☆不規則型

不規則型は、ランダムに音程が
変化していくのが特徴です。

先が読みにくい
メロディなので、

ミステリアスなイメージを
出すときに使うと効果的です。

 

☆ドレミ型

最後に、ドレミ型は
「ドレミファソラシド」

のように音程が
変化するのが特徴です。

 

王道のイメージを表現でき、
聞きやすく、

多くの人に
受け入れられやすい曲を
つくるのに適しています。

 

これら4つのパターンを
曲やパートによって
使い分けていくと、

変化が生まれるため、
聴いていて飽きにくい

メロディをつくることが
できます。

 

動画では、フレーズの
変化をもたせつつ、実際に
波型のパターンを使って、

メインメロディを
打ち込んでいる様子を
お送りしています。

是非、ご確認ください。

 

 

次回の講座では、
今回ご紹介したメロディの
作曲テクニックを

さらに発展させた、
ちょっとオシャレな

メロディをつくる
ポイントを解説します。

 

ポピュラーソングで
実際に数多く使われている
テクニックです。

 

その前に、今回の動画で
紹介したメロディ作成の
ポイントを

動画からしっかり
押さえておいてくださいね。

 

最後までお読みいただき、
ありがとうございました。