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メインメロディを
つくっていく上で、
もっとオシャレで
カッコいいものに
するためには、
オフビートメロディを
意識するといいです。
オフビートメロディとは、
拍に乗っていないメロディ
のことです。
つまり、4拍子の曲でいえば
「1,2,3,4」のリズムと
タイミングが“合っていない”
メロディです。
逆に、拍とタイミングが
合っているメロディは
「オンビートメロディ」
といいます。
オンビートメロディは、
「かえるのうた」を
例にすると、
「かーえーるーのー、
うーたーがー」
のように、メロディが
「1,2,3,4」の
拍のタイミングに
合っている状態です。
例えば、これを
オフビートメロディに
する場合を考えると、
「ン・か、ン・え、ン・る、
ン・の、ン・う、たーがー」
(「ン」は歌わない)
のように、あえて拍のリズムを
外して、歌われるメロディです。
このように、
メロディが拍以外の
タイミングになっている音は
全て、
オフビートメロディです。
歌ってみると分かると
思いますが、同じ童謡の
メロディでも、
ちょっとオシャレで
ポップスっぽくなるのと
思います。
このように、
オフビートメロディを
意識して作曲すると、
普通と違う、ちょっと
オシャレなメロディに
することができます。
☆それぞれの特徴
オンビートとオフビート、
それぞれのメロディの
特徴を考えると、
オンビートメロディは、
シンプルでストレートな
イメージです。
一方、オフビートメロディは、
ちょっと複雑にできて、
オシャレな感じを
醸し出すことができます。
☆オススメのリズムパターン
オフビートメロディに関連して
メジャーアーティストの
曲でもよく見られる
メロディのリズムパターンが
あります。
それは、16分のリズムが
3個、3個、2個と連なる
パターンです。
これは、動画講座で
見ていただくと
分かりやすいので、
是非、見てみてください。
このリズムパターンでは、
2つ目と3つ目の音が
オフビートメロディに
なっています。
これにより、
ちょっとオシャレで
躍動感や勢いを感じられる
印象を与えることが
できます。
☆弱起(じゃっき)と
強起(きょうき)
もう一つ、メロディを
オシャレにする方法として、
弱起(じゃっき)という
ものがあります。
弱起は、別名「アウフタクト」
とも呼ばれます。
アウフタクトはドイツ語で、
「アウフ(auf=前の)」、
「タクト(takt=拍)」で、
「前の拍」という意味です。
これは、メロディが
小節の1拍目(強拍)
からではなく、
その前の小節の途中から
始まることです。
普通は、小節の始まりの
1拍目からメロディが
始まります。
これは強起(きょうき)
と呼ばれます。
一方、弱起では、準備的な
メロディが1拍目の
前から始まります。
強拍から始まるから
「強起」、強拍以外の
弱拍から始まるから
「弱起」と覚えるといいです。
弱起の曲は数多くありますが、
例えば「大きな古時計」
という曲があります。
歌いだしが、
「1,2,3、おー、
おーきなのっぽの
ふるどけいー」
(1,2,3は歌に
入る前のカウントです)
となっています。
この曲は4拍子ですが、
4拍目で歌が始まります。
もしこの曲を強起にすると、
「1,2,3,4、
おーきなのっぽの
ふるどけいー」
となります。
ちょっと、
パッとしないというか、
弱起の方が、少し助走を
つけて盛り上げるような
歌になっていると思います。
☆メロディを拍や
拍子からずらす
ここまでの話をまとめると、
メロディをオシャレにする
方法として、
・オフビートメロディ
・弱起(アウフタクト)
を取り入れると
効果的です。
オフビートメロディは
メロディを拍からずらす。
弱起は、拍子の始まり
からずらす。
といった感じで、
通常の4拍子のリズムから
少しずらして、
単調なイメージから
印象を変えていることが
わかります。
ここで注意したいのが、
オフビートメロディは
意識しないとつくりにくい
ということです。
普通に曲を作っていると、
リズムに乗って、
それに合わせたメロディに
してしまいがちです。
もちろん、それでも
問題ありません。
しかし、ちょっと
オシャレにしたいな
と思ったときは、
あえて拍を外すことを
意識的に行う必要があります。
それに比べ、弱起は、
必ずオフビートにする
必要は無いので、
気付いたら弱起に
なっていたということは
多いです。
そのため、比較的
無意識につくりやすい
といえます。
今回の講座の内容は、
文章だと分かりにくい
ところがあるので、
是非、動画でチェックして
みてください。
次回の講座では、
メロディと共に
最重要要素である、
リズムを担う、
ドラムパートの
つくり方を説明します。
ドラムセットの
各楽器の役割や、
具体的に打ち込みをする際の
3つのステップを解説します。
もちろん、実際の打ち込みの
様子も映しながらの解説と
なりますので、
大変分かりやすい
内容となっています。
次回の講座内容を
身に付ければ、
ドラムパートの打ち込みは
問題なくできるよう
なるでしょう。
それまでに、今回の講座の
内容をしっかり自分のものに
しておいてくださいね。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。