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バンド系の曲を作るとき、
ベースの出来具合で
曲の完成度が決まります。
それは、ベースが
メロディとリズムの
架け橋になり、
曲を美しくまとめ上げて
いくからです。
しかし、ベースの音は
前面に出てこないし、
低い音なので
聞き取りづらい
と思います。
また、普通に曲を
楽しむ上では
意識してベースの音を
聴かないかもしれません。
また、ベースの演奏経験が
無かったり、バンドを組んだ
経験がなかったりすると
感覚がつかみにくいと
思います。
ですが、
今回説明するポイント
を抑えれば、
ベースのメロディを、
問題なく作ることが
できます。
☆ベースの役割を意識する
ベースの打ち込み方法に
ついて調べてみると、細かな
打ち込みのテクニックが、
紹介されている
ことがあります。
もちろん、テクニックを
取り入れれば、
それを真似することで
打ち込みができます。
しかし、もっと根本的に、
ベースの役割というものを
しっかり押さえていた方が
あらゆる場面で応用を
利かせることができます。
改めて、ベースの役割を
説明すると、
これは、音楽の最低限の要素で
ある、メロディとリズムの
橋渡しであるといえます。
メロディを担当するのは、
バンドであればボーカルと
ギターです。
それに対し、リズムを
担当するのはドラムです。
ベースが無くても音楽は
成立します。
しかし、それだけではどこか
物足りない感じに聴こえます。
これは、音程のある
ボーカル・ギターと
音程を持たない
ドラムの間で
隙間が生じてしまい、
今ひとつ曲全体が
まとまっていかない
からです。
ここで、ベースが
登場します。
ベースは、メロディも
演奏できるし、リズムを
刻むことも得意です。
そのため、メロディと
リズムの間にたって
曲全体を美しくまとめ
上げることができます。
この役割をしっかり意識して
おくと、打ち込みが
しやすくなります。
☆打ち込みのポイント
打ち込みでは、先ほど
説明したベースの役割を
体現するつもりでやっていくと
うまくいきます。
ここで、以下のポイントが2つ
あります。
1.ドラムのリズムに合わせる
2.ゆるやかに音程を変えていく
☆ドラムのリズムに合わせる
まず、ベースはドラムが
つくるリズムに合わせて
いく必要があります。
なぜなら、ドラムが作る
リズムは、曲の土台
だからです。
この土台が崩れてしまうと、
曲そのものが
成り立たなくなります。
例えば、ドラムが4拍子を
叩いているのに、ベースが
3拍子を演奏していたら、
曲がゴチャゴチャに
なりますよね?
ですから、
ベースのメロディは
基本的にドラムの
パターンと同じリズムで
作るのがいいです。
そして、そこから少しずつ
変化を加えていくと
やりやすいです。
☆ゆるやかに音程を変えていく
もう一つ、ベースの打ち込みで
大切なのは、ゆるやかに音程を
変えていくということです。
メロディとリズムの間で、
発生する隔たりは、
「音程があるかどうか」の他に
「変化の度合い」があります。
メロディはリズムに比べ、
変化が大きいです。
1小節の中で、音程が
上がったり下がったり、
めまぐるしく変化します。
一方、リズムはメロディに
比べ変化が少ないです。
リズムの特徴は、
規則性や周期性です。
前回のドラムの打ち込みでも
説明したように、
基本的にドラムは1小節の
ドラムパターンを
延々と繰り返します。
もちろん、
パートの変わり目など、
ときどき変化はあります。
しかし、それはメロディ
ほどではありません。
言うなれば、変化に富む、
テンションの高い
メロディさんと、
変化が少なく、
テンションの低い
リズムさんだけだと、
曲がまとまらないのです。
そこで、中立的な
テンションのベースさんが
間を取り持ちます。
ベースは、メロディほどでは
ないですが、徐々に音程を
変えていくことで、
メロディとリズムの
間を取っていくのです。
具体的には、1小節の中で
音程が変化する
ボーカルやギターの
メインメロディに対し、
ベースは、小節単位で音程を
変えたり、
1小節の中で音程を少し
変化させるようにします。
このあたりは、動画で実際に
打ち込みをしながら
説明しています。
是非、チェックしてみて
くださいね。
次回の講座では、
ギターの打ち込みに
ついて説明します。
効果的にギターの打ち込みを
する上で、
知っておくと便利な
ギターの役割から、
しっかり解説していきます!
その前に、
今回解説したベースの
役割と打ち込み、
しっかりマスターして
おいてくださいね!
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。