ユータのDTM講座・第12回「ギターやその他の楽器で曲を盛り上げよう!(後編)」(約23分)

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↓動画の内容をテキストでも説明しています。

作曲をしていると、曲によって
その曲のイメージに合った
楽器を選ぶことが大切です。

もちろん、
バンド形式の基本である

ボーカル、ギター、ベース、
ドラムのパートだけでも
問題ありません。

 

しかし、より作品の幅を
広げたいと思ったとき、

曲によって、楽器を変えたり、
追加していけたりした方が
選択支が増えていいです。

 

☆ロックを機軸に、
いろんな楽器を使う

この講座では、
ロックアレンジを基本に
紹介しています。

そのため、ロックを
機軸に、プラスアルファで
雰囲気を変えたいときに

楽器を変更・追加すると
いいです。

 

・ハードロック系にする

ハードロックの様に、
激しめの曲にする場合、

歪み(ひずみ)の強い
ギターを使用すると
いいです。

 

歪んだ音とは、
エレキギターの音を

アンプで敢えて音を
過剰に増幅させて、
音が変化した状態です。

 

作曲ソフトで、音の種類
である音色(おんしょく)を
選ぶとき、

「歪んだ」を意味する
「distorted
(ディストーテッド)」

というワードで検索を
かけるといいです。

このような音色を使うと、
ハードロックのような
激しい曲調にマッチします。

 

・おしゃれな感じを出す

ちょっとオシャレな感じや、
落ち着いた雰囲気を
出したいときは、

アコースティック系の
楽器を使用するといいです。

 

アコースティックとは、
エレキギターや
エレキベースと違い、

電気の力を使わずに
演奏するものです。

 

ピアノやバイオリンといった
アコースティック系の
楽器を使うと、

音の雰囲気がやわらかく
なったり、きれいな印象を
出すことができます。

作曲ソフトでは、
「acoustic
(アコースティック)」

のワードで音色を
探すといいです。

 

・電子音系の感じを出す

電子音系の雰囲気を
出すときは、

シンセサイザー系の音を
使うといいです。

シンセサイザーは、
機械で様々な音を
つくるものです。

作曲ソフトに
シンセサイザーが
入っている場合もあります。

 

シンセサイザーを
実際に駆使すれば

様々な音を自在につくる
ことができます。

しかし、シンセサイザーを
使いこなすのは
知識やスキルが必要です。

 

そこで、作曲ソフトには、
既に出来上がった

シンセサイザー系の
音色が用意されているので、
これを使うのが便利です。

 

もちろん、自分で自在に
シンセサイザーで

音を作れるに越したことは
ありません。

しかし、ロックの曲を
味付けする目的であれば、

既に作られた音色を
使うので問題ないです。

 

作曲ソフトでは、
「synthesizer
(シンセサイザー)」

の略語の「synth」という
ワードで探せば、様々な
音色が見つかります。

 

オススメは
「synth lead
(シンセリード)」
という音色です。

ハッキリした音が出るので、
メロディに使いやすいです。

どんな音色があるのか、動画で
実際に音を出していますので、
見てみてください。

 

・壮大な感じを出す

壮大なイメージを
出したいときは、弦楽器系の
音を選ぶといいです。

弦楽器は、バイオリンや
チェロなど、オーケストラで
使われる楽器ですね。

このような楽器を使うと、
楽器の音だけでも、広い世界を
感じさせることができます。

 

作曲ソフトでは、
弦楽器を表す

「strings(ストリングス)」
というワードで探すと
いいです。

 

☆楽器の位置を決める

前回の動画でも
少し触れましたが、

楽器の数が増えてくると、
音がごちゃごちゃとして
聞きにくくなってきます。

そのため、適切に楽器の位置を
決めることによって、

楽器の音がクリアに聴こえて、
曲が聞き易くなります。

 

具体的なポイントは、
以下の通りです。

・楽器の位置が
被らないように、
左右に振り分ける

パン設定といって、
1つ1つの楽器が

左右どのあたりから
鳴っているか設定する
ことができます。

楽器の音が重ならないように、
適切に振り分けます。

 

・バランスよく、左右対称にする

楽器の音が全体的に右に寄って
いたり、逆に左に寄っていると
バランスが悪くなります。

全ての楽器がトータルで
左右対称に近づけると、

バランスよく聴きやすい
仕上がりになります。

 

・曲の根幹となるドラム、
ベース、ボーカルは中央でOK

上記のパートは、曲の根幹
というべきものです。

これを、左右に動かして
しまうと、曲の中心が
ずれてしまいます。

このため、パン設定は
中央の位置で問題ありません。

 

・ボーカルが一番目立つ様に、
音量を大きくする

一番よく聞かせたい
ボーカルは、

聞き取りやすいように
基本的に音量を
大きめにします。

 

これを、図で示すと
以下のような形になります。

上記の図の様に、
ボーカルが最も音量が大きく、
楽器は左右対称にバランスよく
配置するといいです。

 

そして、楽器を変えるとき、
例えばメロディギターの代わりに
ピアノを入れる場合、

上記の図と同じように、
以下のようにします。

これ以上に楽器が
増えてきたとしても、

ボーカルを
目立つ様にしたり、

左右対称にすることを
意識したりすれば、

バランスよい曲に
仕上がっていきます。

 

☆音色について

楽器の音を選ぶときは、
はじめは作曲ソフトに
最初から入っているものや、

インターネットで、無料で
配布されている音源を
使用するといいです。

 

これらの音源をある程度
使ってみて、もっと音に
拘りたくなってきたら、

有料の音源を
購入するといいです。

 

僕も、きちんと作曲が
できるまで、
何曲かつくるまでは、

作曲ソフトに
入っているものや
無料の音源を使っていました。

 

作曲に慣れない内は、
有料の音源を購入しても
うまく使いこなせず、

せっかくの音源を
眠らせてしまいます。

 

そのため、まずは
作曲になれて、どんな
楽器を使っていくと良いか、

感覚を磨いていくと
いいでしょう。

 

そのためにも、
今回の動画では

様々な音色の音を実際に
鳴らしていますので、是非
チェックしてみてください。

 

次回の講座では、
DTMでは欠かせない
エフェクターについて
解説します。

エフェクターとは、
音にエフェクト(効果)や
変化を与えるものです。

 

エフェクターって、
いろんな種類があるし、
使い方もよく分からない…

最初はそんな風に
思ってしまうかもしれません。

 

僕も最初は全くエフェクター
のことはわかりませんでした。

しかし、これまでDTMを
してきた中で、徐々に
使いこなせるようになりました。

そして、効率的に
エフェクターを理解して、

使いこなせるようにするための
秘訣に気がついたのです。

次回の講座では、その秘訣を
明らかにします。

 

その前に、
今回の講座で説明した、

様々な楽器の選び方・探し方を
しっかり押さえておいて
くださいね。

 

最後までお読みいただき、
ありがとうございました。