曲を作るとき、いい歌詞がひらめいて、作詞がはかどる場合もあります。
ただ、曲は出来たものの、歌詞作りがうまくいかない場合もあると思います。
しかし、そのような場合でも、なんとか作業を進める方法があります。
作詞が得意な友人から教わった方法なのですが、やってみると着実に前に進むことができるようになりました。
今回は、作詞が行き詰まったときに僕がやっている、その方法について説明します。
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曲のイメージから連想される言葉をたくさん出す
まず、自分が作った曲のメロディを聞きながら、連想される言葉を思い付く限りメモしていきます。
特に、難しい言葉でなくても構いません。
また、日本語として意味の通る言葉でなくてもいいです。
このとき、文章としての正しさを意識すると、なかなか思った言葉が出てきません。
そのため、感じるままに言葉を出していきます。
このとき、最終的に歌詞に採用するしないに関わらず、とにかく沢山言葉を出していきましょう。
数多く書き出すほど、この後の作詞がしやすくなります。
これは僕が実際に作詞したときの例になりますが、「いじめられていたときの反骨精神」をテーマにしていた曲の場合です。
「嘆き」「憂い」「代償」などといった具合に、思い付く限り言葉を出していきました。
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思いついた言葉を、意味の通る文章に並べかえていく
今度は、先ほど出した言葉を意味の通る文章に直していきます。
とはいっても、歌の歌詞なので、作文ではありません。
そこまで、かっちりとした文章にする必要はないです。
自分の表現したいことが、ストレートに出せる表現で、曲のメロディに合うものであればよいのです。
先ほどは、単語ひとつひとつを挙げていたので、それらの言葉を繋ぎ合わせるようなイメージで進めていきます。
僕が作った曲では
「嘆き」「憂い」「代償」という言葉を、
「嘆き、憂い その代償は 消えずに今もこの身を刺して」
といった具合に繋げていきました。
こんな風に、いきなりちゃんとした歌詞を思い付かなくても、まずは細切れのワードから思い付いていけばいいのです。
ひとつひとつの単語から繋ぎ合わせる形でも、問題なく作詞を行うことができます。
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素材が沢山あると、バリエーションが作れる
最初に沢山言葉を考え出しておくほど、後でバリエーションを作りやすくなります。
一度一文を作ってしまえば、似た言葉で置き換えることで、二番や三番で違う歌詞にすることができます。
僕の場合、「誓い」「誇り」「残像」などとった言葉を書き出していました。
先ほどの例では「嘆き 憂い その代償は 消えずに今もこの身を刺して」となっていました。
これに対し、二番や三番には「誓い、誇り その残像は 消えずに今も光を帯びて」のように異なる歌詞を作ることができます。
途中、「その」や「消えずに今も」などは同じ言葉になっています。
しかし、その他の言葉が違っていれば、歌詞の意味が変わってくるので変化を感じることができます。
変化を感じることができれば、多少同じ言葉を使っていたとしても問題なく聞くことができます。
このように、文章の途中は同じでも、一部分が一番と二番の歌詞で違うというのは、有名な曲でも多用されています。
あなたの好きなアーティストの歌詞を見てみると、沢山発見できると思います。
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まとめ
ここまで説明してきたように、歌詞作りが難航した場合、ひとまず思い付く限り言葉を出していくのが効果的です。
僕もこれまで、この方法で何曲も煮詰まったとき乗り越えてきました。
この方法は、ひらめきによるスマートな方法では無いし、時間もかかります。
しかし、着実に前進することができます。
是非、歌詞作りで行き詰まったときは試してください。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。