ゲームセンターに行くと、様々な音ゲーがあります。
その中で、ひと際目立つ筐体なのが、「beatmaniaIIDX(ビートマニアツーディーエックス、以下IIDX)」があります。
僕は、高校生の頃にその魅力に取りつかれ、以降10年近くプレイしていきました。
非常に人気の高い音ゲーで、かなり長くシリーズ化されています。
今回は、僕の青春を捧げた「IIDX」について、そのあふれる魅力をお話します。
もくじ
「IIDX」の魅力
IIDXは、兄弟作品である「beatmania」の進化系と言えるものです。
「beatmania」は、自分が好きに選んだ曲に合わせて、DJの様にターンテーブルを回したり、5つの鍵盤を叩いて遊びます。
プレイ中は、ゲーム画面に上側から「オブジェ」と呼ばれる音符のようなものが下に流れてきます。
このオブジェが、赤色の判定ラインに達したタイミングで、ターンテーブルを回したり、鍵盤を叩きます。
このタイミングが良ければ、「グルーブゲージ」と呼ばれるメーターが高まっていきます。
これは、クラブハウスに来ている観客とテンションの高さを表したものです。
そのため、上手にプレイ出来ればグルーブゲージが高くなったまま曲を終了でき、ステージクリアとなります。
逆に、ターンテーブルを回したり、鍵盤を叩くタイミングが合っていないと、グルーブゲージが減少します。
そして、一定のグルーブゲージまで達していたなければ、クリアできず次のステージに進めません。
このように、beatmaniaは、DJプレイでクラブハウスの観客のテンションを上げる、DJシミュレーションゲームです。
IIDXは、基本的な遊び方はbeatmaniaとほとんど同じです。
主な違いとしては、鍵盤が2つ追加され、7鍵盤になっていることです。
また、筐体が大幅に豪華になり、サウンド面も重厚になりました。
以下、IIDXの魅力について詳しく説明します。
筐体がデラックスでカッコいい
IIDX の魅力は、何と言っても筐体の大きさ、ゴツさ、サイバーな感じだと思います。
とにかく存在感がすごいし、今でも「カッコイイな」と思います。
重厚なサウンドを楽しめる
IIDXは、スピーカーが非常に充実しており、迫力の重低音を楽しみながらプレイすることができます。
スピーカーから流れる曲から、体を揺さぶれる感覚を味わうのも、1つの楽しみ方です。
「お立ち台」に乗ると、気分が高揚する
IIDXでは、プレイするときに台に乗ります(台が無いお店もあります)。
これに乗ると、けっこう目立つんですよね。
なので、初めてプレイするときは、けっこう緊張します。
でも、「人に見られている」という感覚を味わうのも、スリルがあっていいです。
このように、人目を浴びるような、ライブ感を手軽に味わえるのも大きな魅力の1つです。
様々なジャンル、アーティストの曲を楽しめる
IIDXでは、非常に多種多様なジャンルや、アーティストの曲を楽しむことができます。
DJシミュレーションゲームなので、基本的にクラブハウスで流れるダンスミュージックが基本ですが、異色のジャンルの曲も多いです。
中でもオススメなのは、クラシックの名曲をダンスミュージックにアレンジした曲です。
特に、アントニオ・ヴィヴァルディという作曲家のヴァイオリン協奏曲の中の「冬」をアレンジした、「V(ブイ)」という曲が、物凄くカッコイイです。
昔からIIDXをやっている人なら絶対に知っている、IIDXの歴史を変えた超名曲です。
僕は、IIDXを最もプレイしていた高校生の当時に、みんなが選んだ曲の人気ランキングによってステージが決まる「ランキングモード」というものがありました。
これは、毎週のみんなの選曲具合でステージが変わるのですが、その曲はず~~~~~っと1位になっていました。
それくらい衝撃的にカッコよく、人気があった曲なのです。
是非、一度プレイしてみてください。
ターンテーブルと鍵盤の組み合わせが、程よく難しい
これは、初代beatmaniaと同じではありますが、ターンテーブルと鍵盤という全く異なるものを扱うのが程よく難しく、面白いです。
ターンテーブルは、右回りと左回り、好きな方に回転させます。
鍵盤については、シンプルに叩くだけです。
音ゲーは様々な種類がありますが、このように2種類の手の動きが必要となる作品は少ないです。
かといって、これ以上複雑な操作が必要になると、おそらく難しすぎて楽しめなくなります。
この、絶妙な難易度が、面白さに繋がります。
やはりネックになるのが、ターンテーブルです。
「ボタンを叩く」という動作と、「ターンテーブルを回す」ということを同時に、出来るようになるかが、最初の難関と言えます。
僕はこれが最初、全っ然うまくできなくて、何度も失敗しました。
それでも、ようやく出来るようになったとき、一気に楽しさが膨れ上がりました。
自分自身の成長を楽しめる
IIDXは、扱える鍵盤が7つと多いので、簡単な曲から物凄く難しい曲まで幅広い難易度の曲があります。
そのため、それらを出来るようになっていくと、自分自身の成長を楽しむことができます。
真剣にゲームをやる、いわゆる「ガチ勢」が多いのも、やり込み要素が高いのが理由です。
ただ、必ずしもガチ勢に張り合う必要はなく、自分のペースで好きに楽しむのが一番いいです。
段位認定で上達度をチェックできる
IIDXでは、難易度毎に決まったステージをプレイする「段位認定モード」というものがあります。
これは、柔道とか剣道みたいに、自分の熟練度を決める試験を受けて段位を取得する感じです。
これもけっこう面白くて、「初段」から始まって、「二段」「三段」と上がっていき、「十段」、そして「皆伝」があります。
「皆伝」まで行くと、恐ろしく難しいです。
ちなみに僕は、かつて無理くり「十段」をクリアできたことはあります。
しかし、現在は難易度が上がったため、今は「九段」をクリアできるかどうかという感じです。
段位認定モードがあることによって、こんな風に「自分のレベルはこれくらいだよ」と相手に伝えることもできます。
これによって、お互いのレベルが分かり、音ゲーの会話もしやすくなります。
様々なプレイスタイルを楽しめる
IIDXでは普通の遊び方に物足りなさを感じたら、様々なオプションを遊び方を選ぶことができます。
代表的なものは、以下の通りです。
・HIDDEN(ヒドゥン)
上から流れてくるオブジェが、途中で消えてしまいます。
そのため、オブジェが表示される時間が短くなるので、難易度が上がります。
・SUDDEN(サドゥン)
先ほどとは逆に、途中からオブジェが突然出現します。
これも、HIDDEN同様、オブジェの表示時間が短くなり、難易度が上がります。
・HIDDEN&SUDDEN(ヒドゥンアンドサドゥン)
HIDDENとSUDDENを両方つけることによって、画面にオブジェがほんの一瞬しか表示されなくなります。
パッと見、画面にオブジェが何も表示されていないように見えるので、「ステルスモード」と呼ばれることもあります。
「ステルス」とは、レーダーに映らない「ステルス戦闘機」から来ています。
一瞬のオブジェを記憶してプレイする「変態向け」のプレイオプションです。
・RANDOM(ランダム)
通常、オブジェの配置は毎回同じです。
しかし、RANDOMにすると、鍵盤を押す位置が毎回プレイする毎に入れ替わります。
これによって、曲によっては簡単になったり、難しくなったりします。
RANDOMをやった方が、様々な譜面を遊べるようになります。
譜面とは、オブジェの配置のことです。
これによって、上達しやすくなると言われています。
ただ、僕は性格上、毎回同じ譜面をプレイしたいので、あまりRANDOMはやっていません。
・S-RANDOM(エスランダム)
S-RANDOMでは、鍵盤毎ではなく、オブジェ毎に位置が入れ替わります。
これは簡単に言うと、さっきのRANDOMより、もっと譜面がぐちゃぐちゃになるものです。
IIDXでは、基本的に同じボタンを連打する譜面はあまり出てきません。
しかし、このモードにすると、それが出てきやすくなります。
それは、S-RANDOMオブジェの位置が変わるとき、直前と同じ鍵盤になってしまう場合があるのです。
これはいわゆる、「縦連打」と呼ばれる譜面です。
難しいので、僕はあまり好きではありません(笑)
・HARD(ハード)
このモードでは、通常のグルーブゲージとは異なり、ミスをするとゲージがどんどん減っていきます。
そして、ゲージが無くなるとその場で曲が終了してしまうという、何とも過酷なモードです。
何ともドMなオプションなので、「やる人いるの?」と思う人もいるかもしれません。
しかし、これがなかなか緊張感が増して結構楽しいのです。
また、自分がどんな所でミスをしているのかも、分かりやすくなります。
上手くなってきたら、やってみるといいです。
・EX-HARD(イーエックスハード)
このオプションでは、HARDよりも1回のミスでゲージが減る量がすごく多くなります。
本当に、エグイ減り方です。
下手をすると、開始1秒で終わってしまうこともあります。
でも、このモードでクリアできるようになると、ほぼノーミスになります。
初心者を脱却して、より高いレベルを目指すなら、こちらもオススメのモードです。
・ダブルプレイ
IIDXは、最大2人プレイをすることができます。
しかし、その二人分のターンテーブルと鍵盤を、一人で操作できるのが「ダブルプレイ」です。
ターンテーブルは2個、鍵盤は14個になります。
譜面も、ダブルプレイ専用のものが遊べます。
基本的に、片手で7つの鍵盤とターンテーブルを操作することになります。
そのため、まるでピアノを演奏するような指使いが求められます。
非常にレベルが高い遊び方ですが、これができるとかなりカッコイイです。
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まとめ
ここまで説明してきたように、IIDXには様々な魅力にあふれています。
本当に、僕の高校時代の青春を捧げたと言っていいくらい、思い出に残っています。
なので、是非、あなたも遊んでみてください。
あ、それと僕は、IIDXをやり込んだ末、パソコンで作曲するDTMにもハマっちゃいました。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。