ビートマニアはお好きですか?
僕は、高校生の頃からハマり、10年近くよく遊びました。
特によくやったのが、「beatmaniaIIDX(ビートマニアツーディーエックス)」シリーズ(以下、IIDX)です。
数多くのカッコいい名曲・神曲に出会い、存分に遊んできました。
そこで今回は、独断ではありますが、僕の思い出に強烈に残っている、IIDXのカッコいい名曲・神曲をご紹介します。
↓記事の内容を、動画でも説明しています。画面中央の再生ボタンを押して、ご覧ください。
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もくじ
シンセサイザー系の楽曲
IIDXは、今でこそ非常に多彩なジャンルの楽曲があります。
しかし、初期のバージョンでは、電子音によって作られる、シンセサイザー系のスタイリッシュな曲が特に多かったです。
そのため、僕としては現在でも、「IIDXといえばサイバーでカッコいい曲」というイメージがあります。
以下、とにかくカッコいい、シンセサイザー系の楽曲をご紹介します。
「ABSOLUTE」
↑耳コピしてみました。
作曲者:dj TAKA
収録タイトル:beatmaniaIIDX 4th style
冒頭から鳴り響く、超印象的なシンセサイザーのメロディ。
駆け巡るピアノの旋律。
感情のボルテージを高める、畳み掛けるリズム。
ABSOLUTE(アブソリュート)は、「完全な」などの意味を持つ言葉ですが、まさに自分にとってそんなイメージの曲です。
IIDXの中で、最も僕に影響を与えた楽曲です。
本当に、僕の人生を変えた、「神曲」です。
物凄くカッコいいので、是非プレイしてみてください。
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「R5」
作曲者:tiger YAMATO with ultrabeatbox
収録タイトル:beatmaniaIIDX 3th style
R5(アールファイブ)は、疾走感あふれるテクノ系の楽曲です。
美しいピアノの旋律と、それに対立して聴こえる電子音がとても印象的。
美しさとカッコよさが見事に調和しています。
収録されたのは、かなり初期の「3rd style」というバージョンです。
3rd styleは全体的に、サイバーで硬派なイメージでしたので、まさにそれにピッタリな楽曲です。
スピードが速く、難易度はけっこう高めですが、上手くプレイ出来るようになると、車で疾走するような快感を味わえます。
この楽曲の衝撃も忘れられなくて、これをやるためだけにゲームセンターに行った記憶があります。
また、僕は家庭用のIIDXも持っていたのですが、自宅でも100回以上遊びました。
どんだけ好きなんだ(笑)
それくらいの名曲なのです。
「DXY!」
作曲者:TaQ
収録タイトル:beatmaniaIIDX 4th style
「DXY!(ディキシ!)」は、「ビートマニア史上、もっともテクノなテクノだ」と言われるほど、無機質で機械的なサウンドがふんだんに使われた楽曲です。
このように、シンセサイザーで作られた電子音を駆使して作る音楽を、「テクノ」と言います。
プレイしていると、強力な戦闘マシーンが迫って来るような、鬼気迫る迫力を感じます。
中盤からの曲の盛り上がり、テンションの高まりは、他のテクノミュージックでは中々得られません。
ちなみに、曲名は作曲者が突っ込みのときに使っていた音が由来とのことです。
そういえば、僕も小学校のときに、「ディキシ!!」って言いながらパンチしてた気がします(笑)
「Scripted Connection⇒」
作曲者:DJ MURASAME
収録タイトル:beatmaniaIIDX12 HAPPY SKY
「Scripted Connection⇒(スクリプテッド・コネクション)」に初めて出会ったとき、
「IIDXを続けていて良かった…こんなにカッコいい曲にまた出会えるなんて…」
と強く思ったことを今でも覚えています。
正直な所、IIDXをやり始めたときに感じた衝撃を何年も味わえず、「そろそろ辞めてしまうおうか」とすら思った矢先に出会った楽曲です。
「これだ!僕が出会いたかったのは!!」
そんな風に思うことができた、衝撃的にスタイリッシュな楽曲です。
先程の「DXY!」と並ぶ位、この楽曲は、「これこそテクノ!!」というイメージを感じさせます。
テクノ感あふれるシンセサイザーのメロディを、鍵盤で叩くのは本当に痛快です。
この楽曲は、
「Scripted Connection⇒ N MIX」
「Scripted Connection⇒ H MIX」
「Scripted Connection⇒ A MIX」
の3種類が存在します。
IIDXには1つの楽曲に、NORMAL、HYPER、ANOTHERの順に難しくなる3つの譜面が用意されています。
最初は、1つの「Scripted Connection⇒」という曲の「NORMAL譜面」「HYPER譜面」「ANOTHER譜面」で曲が違っていたのです。
NORAMAL→HYPER→ANOTHERの順に1つの曲が進んでいく形を取っていました。
それが、途中から3つの曲に独立したのです。
そのため、3つを合わせて1つの曲となるんです。
このように、他の曲より3倍楽しめる、とっても美味しい楽曲です。
「moon_child」
作曲者:少年ラジオ
収録タイトル:beatmaniaIIDX 9th style
moon_child(ムーンチャイルド)は「ポストロック」というジャンルの曲です。
「ポスト」とは、「次の」という意味で、ロックバンドのイメージを超える、電子音がふんだんに使われた、独自の世界を感じさせる楽曲です。
どう形容していいか分からないけど、何か胸をいっぱいにさせる、エモーショナルなメロディが印象的です。
この曲も大好きで、何回もプレイしたのですが、いかんせん難しい曲なのでなかなかクリアできませんでした。
それなのに、曲が素敵すぎるので、うまくプレイ出来なくてもおつりが来るような感じです。
まさに至高の一曲です。
「Session1-Genesis-」
作曲者:PRASTIK DANCEFROOR
収録タイトル:beatmaniaIIDX17 SIRIUS
そろそろ語彙力が無いと、突っ込みを受けそうですが、この楽曲も文句なしに「カッコいい」です。
「旧約聖書第一巻 -創世記-」を意味する「Session1-Genesis-(セッションワン・ジェネシス)」というタイトルも魅力的です。
冒頭の落ち着いたバイオリン二重奏から一転、突如スピードアップしてキレッキレのシンセサイザーの音が駆け巡ります。
心を鷲掴みするメロディに相変わらず、
「本当にどうやったらこんなカッコいいメロディが作れるんだ、頼むから教えてくれ!!」
と、心底何度も思いました。
是非是非、1度プレイしてみて欲しいです!
「Almagest」
作曲者:Galdeira
収録タイトル:beatmaniaIIDX17 SIRIUS
「Almagest(アルマゲスト)」は「深淵」なイメージを感じさせる曲です。
宇宙の神秘を思わせる、キラキラした音が印象的です。
ジャンル名は、「AKASHIC RECORDS(アカシックレコード)」。
アカシックレコードは、元始からのすべての事象・想念・感情などの、あらゆる情報が記録されているという世界記憶の概念です。
正直、それがジャンル名になっているのが、どういう意味かは分かりません。
しかし、楽曲からはとても壮大なイメージを感じさせます。
難易度はかなり高めですが、聴いているだけでも本当に素晴らしい曲です。
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ピアノ・クラシック系の楽曲
シンセサイザーを使った、テクノ系の楽曲が多いIIDXですが、ピアノを中心としたものやクラシック系の曲も非常にオススメなものが多いです。
「Presto」
作曲者:Osamu Kubota
収録タイトル:beatmaniaIIDX 3th style
「Presto(プレスト)」は、初期のバージョンの楽曲としては珍しい、ピアノをメインとたオーケストラ風の楽曲です。
まるで映画の一場面のような、印象的でノスタルジックな雰囲気を味わえます。
「階段」と呼ばれる、特徴的な譜面が多数登場し、ピアノさながらの指さばきをしないとクリアが非常に難しいです。
ただ、これを難なくクリアできるようになれば、出来る曲の幅はかなり広がります。
「V」
作曲者:TAKA
収録タイトル:beatmaniaIIDX 5th style
「V(ブイ)」は、IIDXの歴史を変えた本当に衝撃的な楽曲で、超人気曲です。
ヴィヴァルディの「四季」より、冬の第1楽章のアレンジです。
曲の斬新さ、カッコよさも去ることながら、それまでのプレイテクニックでは歯が立たない高難易度でした。
「クラシックアレンジ」という、IIDXの中の一ジャンルが始まった作品と言えます。
クラシックの原曲のイメージを保ちつつ、ダンスミュージックの要素が見事に加わったスタイリッシュな楽曲です。
僕が高校生の当時、IIDXには、全国のプレーヤーが選曲した人気ランキングによってステージが決まる「ランキングモード」というものがありました。
「V」は、そのランキングモードでず~~~っと1位に君臨していたほど、大人気の曲だったのです。
是非、この曲もプレイしてもらいたいです!
「A」
作曲者:D.J Amuro
収録タイトル:beatmaniaIIDX 7th style
「A(エース)」は、「V」同様、ピアノやバイオリンなどのオーケストラと、テクノサウンドが融合した最高にカッコいい楽曲です。
ただし、「V」と違って原曲となるクラシック曲はなく、完全オリジナル曲となっています。
冒頭の荘厳なイメージのオーケストラから一転、スピードアップしてサイバーな音が流れるとともに、美しいピアノのメロディが絡んできます。
「どうやったら、こんなにカッコいいメロディが生まれるんだろう…?」と思いながら、何十回もプレイしました。
難易度はかなり高いので、最も簡単なNORMAL譜面からトライするといいです。
「No.13」
作曲者:TAKA respected for J.S.B.
収録タイトル:beatmaniaIIDX 10th style
「No.13(ナンバーサーティーン)」は、ヨハン・ゼバスティアン・バッハ作曲の「インベンション第13番」という曲をアレンジした楽曲です。
原曲は、落ち着いた感じの、静かで美しいメロディです。
一方「No.13」では、テンポも上がり、少し攻撃的で切れ味のある雰囲気を醸し出しています。
「V」は比較的原曲を重視したアレンジですが、こちらはよりテクノの電子音が多く使われています。
そのため、「V」や「A」を手掛けたTAKA氏の、新たなクラシックアレンジの方向性を感じる1曲です。
原曲ではピアノの旋律になっているところが、バイオリンになっており、より世界の広がりを感じさせるアレンジになっています。
「ピアノ協奏曲第1番”蠍火”」
作曲者:Virkato Wakhmaninov
収録タイトル:beatmaniaIIDX11 IIDXRED
クラシック系と言えば、この楽曲を語らずにはいられない、通称「蠍火(さそりび)」。
クラシックアレンジの楽曲が数多く出てきたと思ったら、「クラシックの原曲が現れた!!」と思ってしまうほどに、超本格的な楽曲です。
作曲者名があまりにもそれっぽかったため、かつて実在した作曲家の名前かと思ったら、コナミの作曲家・wac氏の変名でした。
ピアノの緩急が凄まじく、「冷静」と「激情」を行き来するような激しい変化を伴うメロディが印象的です。
最後は怒濤のピアノのクライマックスがやってきます。
難易度も最大級です。
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まとめ
今回は、僕のこれまでのIIDXライフの中で特に衝撃が大きかった楽曲を紹介しました。
是非、気になる曲があればゲームセンターでプレイしてみてください。
あ、それと僕は、IIDXをやり込んだ末沢山の名曲・神曲に憧れて、パソコンで作曲するDTMにもハマっちゃいました。
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興味があれば是非、チェックしてみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。