歌手やボーカルを目指す男性が、高音で無理に歌う落とし穴

歌手や、バンドのボーカルを目指している男性の中で、高音で歌うことに憧れを抱いている人は多いと思います。

これは、メジャーで活躍している男性ボーカルや歌手に高音で歌う人が多くいるからだと思います。

 

しかし、男性が日常的に話す声の高さは基本的に低く、高い声で上手に歌うのは難しいです。

 

僕も、高音で歌う人に憧れ、ずっとより高い音程で歌うことに挑戦してきました。

これまで自分で練習したり、ボイストレーニングに通ったりして練習してきました。

 

その結果、自分でも驚くほど、高い声で歌えるようになりました。

しかし、その結果感じたのは、いろいろな意味で「無理に高い声で歌うことは良くない」ということです。

 

そこで今回は、なぜそのようなことが言えるのか説明します。

 

↓記事の内容を、動画でも説明しています。画面中央の再生ボタンを押して、ご覧ください。

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喉を傷めるから

僕は以前、高音の歌声がカッコいい、B’zというユニットのボーカルの稲葉さんに憧れて、よくカラオケで歌っていました。

当時は、まだボイストレーニングにも通っていなかったので、無理に声を張り上げて高い声を出していました。

しかし、そうすると喉にかなり負担がかかっているのを感じました。

 

このように、プロの男性歌手やミュージシャンに憧れて、歌の練習をしていない人が無理に高い声を出すと喉を傷めます。

これは、普段話すときに使っている声である「地声(じごえ)」は、高い音程を歌うのに適さないからです。

地声は、低い音程の声を出したり、歌ったりするのには向いています。

しかし、高い音程になるほど、歌いにくくなって、最悪の場合喉を傷めてしまうのです。

 

プロの男性歌手やミュージシャンが高い音程で歌うときは、多くの場合地声を使っていません。

高い音程で歌うために、喉の使い方・息のコントロール・口の中や鼻の中で音を響かせるなどの、専門的なテクニックを駆使しています。

 

このような技術を身に着けるには、専門的な歌の知識や技術を学び、身に着ける必要があります。

それらを独学でも学ぶことはできますが、ボイストレーニングに通ってプロの先生から学ぶ方が遥かに効率はいいです。

 

そのため、きちんと歌い方を学べば、多くの場合高音の歌を歌えるようになります。

事実、僕もボイストレーニングに通って、高音の歌い方を学ぶことで、高い音程の歌を難なく歌えるようになりました。

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得意な音域でない可能性があるから

ただし、高音を歌えるテクニックを身につけたとしても、自分が歌いたいと思う音程の歌が、得意な音域(おんいき)でない可能性があります。

音域は、音程の範囲のことです。

同じ男性でも、人によって声の高さは違ってきます。

また、歌を歌うときに、上手く歌える音域も人によって違います。

 

このため、自分の憧れるアーティストの歌に合わせようとすると、自分の得意な音域とずれている場合があります。

このため、思うように歌えない、ということが起きる可能性があります。

もちろん、歌おうとする歌の音域が、自分にマッチしていたら問題はありません。

 

これは、テーブルで絵を書くときの状況をイメージすると分かりやすいです。

自分の背丈に合った高さのテーブルであれば、絵は描きやすいです。

しかし、テーブルが高くなるほど、手を動かしにくくなり絵が描きにくくなります。

 

歌でも、似たようなことが起きます。

自分が得意な音域であれば、余裕を持って歌うことができます。

しかし、歌全体の音程が上がっていくほど、歌いにくくなってきます。

自分が不得意な音域では、音程を取ることで精一杯になってしまいます。

そのため、音程を取る以外の、声の表情を作ったり、抑揚をつけたりなどといった歌の表現をするのが難しくなってきます。

 

音程を正しく取るだけでは、人の心を動かすような上手な歌を歌うことはできません。

あなたが好きな歌手やミュージシャンの歌を思い出してみてください。

音程がきれいに取れているというだけで、そのアーティストが好きになったわけではないはずです。

それ以外の、声の特徴や歌い方、ライブであれば体の動きなども含めて、そのアーティストの良さになります。

そして、それら全てを含んだ歌のパフォーマンスが、人の心を動かします。

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自分らしく歌えないから

僕が通っているボイストレーニングスクールの先生に、こんなことを言ってもらったことがあります。

「歌うときは、どんな声質にしたいかをイメージすることが大切。」

「歌詞で表現したいことを、顔の表情やイメージで歌にしていきましょう。」

「自分の持ち味となる音域や声を使っていこう。」

 

つまり、「自分らしく、何を表現して、どのような表情や声質で歌うか。」ということが大切と言えます。

もちろん、音程を正しく取ることも大切です。

しかし、それは必要な技術の1つであり、最終的なゴールではありません。

 

自分が得意でない高い音域で無理に歌おうとすると、音程を取ることで精一杯になり、自分らしく歌えなくなってしまいます。

僕はこの状態を、「声に魂が乗らない」というイメージで捉えています。

 

そのため、歌は、自分が得意な音域に合わせて歌うのがいいです。

自分が好きなアーティストの歌をカバーするときは、原曲で歌えるのがカッコいいと思うことが多いでしょう。

僕自身も、ずっとそう思っていました。

 

しかし、原曲というのは、それを歌う人の音域に合わせて作られています。

そのため、もし自分が歌うのであれば、自分の音域に合わせてキーを変える必要があります。

キーとは、曲全体の音の高さです。

カラオケに行くと、キーチェンジ機能があると思いますが、あれです。

 

憧れるアーティストに近づきたいという気持ちは大切です。

しかし、将来歌手やミュージシャンになりたいなら、あなた自身の個性を最大限に活かしていく必要があります。

ただ単に高い声で、他の有名アーティストに似た声で歌えたとしても、聴く人にあなた自身の価値を感じてもらえないからです。

 

そのため、自分が得意な音域を知り、それに合わせた曲を歌っていくのが大切です。

「自分はもっと高い声で歌いたいと思っていたのに、キーを落として低い音程で歌うのは逃げだ…カッコ悪い!」

そう感じてしまうことも、あるかもしれません。

僕が、そうでしたから。

 

でも、大丈夫です。

自分の得意な音域を見つけると、自分らしく歌えることがめちゃめちゃ楽しくなります!!

「そう、これが俺なんだ!俺最高!!」

…と、ちょっとナルシストな感じですが、それくらいに自信を持てるようになるんです。

 

是非、自分らしく自信を持って歌える音域を見つけてください。

そして、自分らしい歌い方を知り、それを全面に出していきましょう。

もし、誰かの曲をカバーして歌うなら、「自分のキーに合っていないと、本領が発揮できない」と強気の姿勢で臨むべきです。

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まとめ

ここまで説明していきたように、男性が無理に高い声で歌う場合、いろんな意味でよくない場合があります。

自分らしく、のびのびと歌える音域で歌うのが一番です。

是非、人の評価を恐れず、自分の個性を大切にしていってください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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