ポピュラーソングは、4拍子で作られていることが多いです。
ただ、ときにはワルツのような3拍子の曲も作ってみたいと思うこともあると思います。
また、その他5拍子や7拍子などのいわゆる変拍子の曲も、作ることができたら面白いですよね。
しかし、Cubaseでは初期状態が4拍子になっていて、どのようにして他の拍子にできるかちょっと分かりにくいと思います。
僕も、最初はどうすればいいかわからなかったのですが、曲作りをしていく内に方法が分かるようになりました。
そこで、今回は、Cubaseで3拍子や変拍子にする2種類の方法について説明します。
トランスポートパネルで拍子を変更する
拍子を変更するには、曲の再生や停止を行う、上記のトランスポートパネルを使います。
もし、表示されていなければ、キーボードの左上の方にある「F2」ボタンを押せば再表示させることができます。
再生バーを移動させる
ます、指定したところから曲を再生できる、再生バーを移動させます。
上記画像の通り、画面上部の目盛りがあるところをクリックして移動させます。
曲全体の拍子を変える場合は、曲の先頭に再生バーを移動させます。
もし、曲の途中で拍子を変えたいときは、変えたい小節に再生バーを移動させます。
拍子を変更する
拍子を変更する場合は、トランスポートパネルの上記赤枠内をダブルクリックします。
最初は、「4/4」となっています。
これは、4分の4拍子を意味しています。
1小節を4つに分けた4分音符が、4つ連なって1つの拍子となるという意味です。
分母が音符の種類、分子が1小節に入るその音符の数を表します。
もし3拍子にしたいなら、「3/4」と入力します。
これによって、4分音符が1小節に3つ入る、4分の3拍子になります。
5拍子や7拍子など変拍子にしたいなら、「5/4」や「7/4」のように入力します。
また、例えば分母を「8」にすると、8分音符を元にした拍子にすることもできます。
「5/8」と入力すれば、8分の5拍子となり、1小節に8分音符が5つ入るリズムとなります。
しかし、拍子の分母が4分音符以外の曲はほとんど見られません。
そのため、「分母が4以外の曲もあるんだな~」くらいの感覚で問題ありません。
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拍子トラックで、拍子を変更する
拍子トラック
曲の途中で拍子を変えた場合、どの小節で何拍子になったのかが分かりにくくなります。
そこでもう1つ、「拍子トラック」を使う方法では、拍子の変化が目で見てわかるようになります。
また、より視覚的に拍子の変更ができるようになります。
拍子トラックを表示する
拍子トラックを表示するには、下記赤枠内を右クリックして、「拍子トラックを追加」を選択します(下記)。
もしくは、画面上部のメニューから、「プロジェクト(P)」→「トラックを追加(A)」→「拍子(S)」を選択してもいいです(下図)。
そうすると、下記のような拍子トラックが表示されます。
拍子を変更する
曲全体の拍子を変更する
曲全体の拍子を変更する場合は、まず画面上部のツールから、矢印マークを選んで選択モードにします。
次に、下記赤丸内をダブルクリックして、分子と分母を入力します。
数値の入れ方は、トランスポートパネルで行う場合と同じです。
曲の途中で拍子を変更する
曲の途中で拍子を変更する場合は、まず画面上部のツールから、鉛筆マークを選択します。
次に、拍子トラックの中で、下記の様に拍子を変更したい小節のところでクリックします。
そして、変更したい拍子を入力します。
入力したら、Enterキーを押せばOKです。
下記のように、拍子を変更した小節のところで、何分の何拍子にしたかが表示されます。
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まとめ
ここまで説明してきたように、トランスポートパネルや拍子トラックを使って、曲の拍子を自由に変更することができます。
3拍子の曲にしたり、曲の途中でアクセントをつけるために拍子を変えるなど、面白い試みが色々とできます。
是非、試してください。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。