【Cubaseの内蔵音源】HALion Sonic SEおすすめの使い方/ハリオンソニックSE

Cubaseに最初から入っている、内蔵音源に「HALion Sonic SE(ハリオンソニックエスイー)」というものがあります。

 

Cubaseを使い始めた方は、どんな音源で、どういう風に使えばいいのか分かりにくいと思います。

僕も、はじめは名前すらよく読めず、どんな特徴があって、どう使うといいのかよく分かりませんでした。

 

ですが、現在はCubaseでの作業にも慣れ、この音源の特徴や使い方がよく分かるようになりました。

 

そこで今回は、Cubase内蔵音源の「HALion Sonic SE」について詳しく説明します。

↓記事と同じ内容を、動画でも説明しています。真ん中の再生ボタンより、ご覧下さい。

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HALion Sonic SEの特徴

HALion Sonic SEの特徴は、1つの音源で複数の音が同時に出せる「マルチティンバー」対応であることです。

「マルチ」は「複数」、「ティンバー」は「音色(おんしょく)、どんな音かという意味」です。

なので、マルチティンバー対応の音源は複数の音色が出せるということです。

 

HALion Sonic SEではピアノやギター、ドラムなどの楽器から、オーケストラの音、電子音系や効果音なども含めて幅広く500種類以上の音を使うことが出来ます。

これらの音を、1つの音源を立ち上げるだけで、同時に16個まで使うことができます。

マルチティンバーに対し、シングルティンバーの音源もあります。

こちらは、1つの音源から1つの音を出すものです。

 

Cubaseに最初から入っている音源とは言え、なかなか良い音を使うことができます。

HALion Sonic SEには、あらゆるジャンルの音色が入っています。

そのため、この音源1つでほとんどのジャンルの曲が作れてしまいます。

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特に良かったと思える音色

HALion Sonic SEでは、様々な音色を使うことが出来ます。

その中でも、僕が特に良いと感じたのは、電子音系やシンセサイザー系の音色です。

具体的には、クラブミュージックに代表される、ダンス系の音楽に合う音色で良いい音が揃っているな、と感じました。

 

その一方、バンド系や、オーケストラ系の音色は、使い慣れてくると「もうちょっと欲しいな…」と思える、クオリティや音色の数になっていると思います。

そのため、僕はバンド系の曲を良く作っているのですが、追加でバンド系の音源を購入しました。

 

ちなみに、僕が使っているギター音源は「Electri6ity(エレクトリシティ)」というものです。

かなり本格的で、本物と聴き間違えるような、高いクオリティの音が出ます。

以下の記事で、詳しく紹介していますので、こちらも興味があればご覧下さい。

「DTMの打ち込みでギター音源なら「Electri6ity」が凄い!!」

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音源の使い方

それでは、音源の使い方について説明します。

 

音源を立ち上げる

画面上部のメニューから、「デバイス(V)」→「VST インストゥルメント(S)」を選択します。

すると、以下の様な画面が表示されます。

下記の赤枠の空欄になっているところを、クリックします。

「Synth」→「HALion Sonic SE」(ハリオンソニックエスイー)を選択します。

 

すると、以下のようなメッセージが表示されます。

これは、簡単にいうと「HALion Sonic SEの音が出せるMIDIトラックを一緒に作成しますか?」ということです。

MIDIトラックは、メロディを打ち込むための編集単位と思っていただければいいです。

 

「作成」をクリックすると、以下の様にHALion Sonic SEとリンクされたMIDIトラックが作成されます。

このMIDIトラックに打ち込んだ音は、HALion Sonic SEで鳴らされます。

また、同時に以下のような画面が表示されます。

これが、HALion Sonic SEの操作画面です。

HALion Sonic SEの操作画面

 

操作画面の見方

 

操作画面は上記の様に、3つの部分に分かれます。

左上の青枠部分

ここでは、使いたい音色を選んで読み込むことが出来ます。

1つの音源につき、最大16個までです。

もし、16個以上の音色を使いたい場合は、HALion Sonic SEをもう1つ立ち上げればいいです。

 

右上の赤枠部分

ここでは、選んだ音の微調整をしたり、音の加工をしたりすることができます。

しかし、最初は特に気にせず、ノータッチでも問題ありません。

特に加工していない素の音でも、問題なく使うことができます。

僕もここは、ほとんどいじったことが無いです。

 

下側の黄色枠部分

ここでは、読み込んだ音色の鳴らして、どんな音か確かめられます。

キーボード形式になっているので、分かりやすいですね。

 

音色の読み込み

音源を読み込む場合、下記の「▽」マークをクリックします。

ちなみに、最初の状態では1番目のチャンネルのみ、「First Contact」っていう音色が読み込まれています。

何か、宇宙人と出会ってるっぽい音です。

次に、以下の様な音色を選ぶ画面になります。

右上には、いくつの音色があるのか、数字で示されています。

以下の黄色枠の所に、キーワードを入力すると、該当する音色が表示されます。

英語で入れる必要がありますので、ご注意ください。

 

ここでは、キーワードに「piano」と入れてみます。

そうすると、「piano」に関連する音色が下に表示されます。

それに伴い、音色も絞り込まれるため、右上の数字も少なくなります。

音色を読み込む場合は、下記赤枠内の音色の名前を、ダブルクリックします。

そうすると、音源の画面で、下記の様に選択した音色の名前が表示されます。

これで音色を読み込んだので、音源の画面は右上の「×」を押して閉じます。

音源の操作画面は、下記の赤丸をクリックすると再表示させることができます。

音色はこれで読み込むことが出来ました。

あとは、MIDIトラックに打ち込みをしていけば、音を出すことができます。

 

打ち込みの方法は、下記の記事をご覧下さい。

「Cubaseの使い方【入門編】ピアノロールによる打ち込み」

上記の記事の、「ピアノロールでの打ち込み手順」→「4.3 MIDIイベントを作成する」で、特にその辺りを記載しています。

 

音色探しのポイント

HALion Sonic SEに収録されている音色はかなり多いので、効果的に絞り込んで探す必要があります。

 

このとき、僕が意識しているのは、「カテゴリー」と「サブカテゴリー」です。

ここに乗っているワードを上手く検索キーワードに入れれば、かなり数が絞られていきます。

 

僕の場合、バンド系の曲を作るので、「カテゴリー」にあるワードとして、

「guitar(ギター)」「bass(ベース)」「drum(ドラム)」辺りをよく入れています。

 

また、電気を使う「electric(エレクトリック)」音源か、それとも電気を使わない「acoustic(アコースティック)」音源かも絞込みに使っています。

これらはそれぞれ、「e.」「a.」という省略形でも検索にヒットします。

 

例えば、エレキギターの音色なら、「guitar e.」のように、スペースを空けて複合キーワードを入れる、AND検索をすることにより、すぐに出てきます。

 

バンド系以外の音色で、電子音やシンセサイザーの音であれば、「synth(シンセ)」と入れるといいです。

また、「synth lead(シンセリード)」「pad(パッド)」と入れると、シンセサイザーの様々な音が出てきます。

 

「リード」はメロディを入れるのに適した音色です。

また、「パッド」はその名の通り、物を包む様なパッドの様に、包み込むようなイメージの音色です。

メインのメロディが鳴っている裏側で、雰囲気を出すために使うのに適しています。

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まとめ

ここまで説明してきたように、HALion Sonic SEは様々な音色を使うことができるとても便利な音源です。

 

今回ご紹介した音色選びのポイントを押さえて、是非自分好みの音色を見つけて使ってみてください。

 

僕のサイトではこの記事以外にも、Cubaseの操作方法について詳しく解説した記事を数多く掲載しています。

ただ、個別の記事を読んでいてもなかなか全体の流れはつかみづらいと思います。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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