DTMをしているとき、譜面のコピーやコピペ(コピー&ペースト)をうまく使えば、効率良く作業を進められます。
ただ、それにもいくつか方法があるので、うまく使い分ければさらに効率がよくなります。
僕は最初のうち、いろんなコピーのやり方があるのを知りませんでした。
しかし、何曲も製作していく内に、いくつかのコピー方法があるのがわかりました。
そこで今回は、知っておくと便利なコピーのしかたについて説明します。
↓記事の内容を、動画でも説明しています。画面中央の再生ボタンを押して、ご覧ください。
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コピーの手順
譜面をコピーして編集するときは、基本的に以下の手順で行います。
1.コピーするものを選択する
2.コピーする
3.貼り付け場所を指定する
4.貼り付ける
この流れは、どんなものをコピーする場合でも変わりません。
コピーするものが違っても、やっていることは同じと思えば、どんな場合にも応用することができます。
ただし、後ほど説明する、ある方法は使えばさらに効率的に作業することができます。
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音符をコピーする
最も基本的と言えるのが、音符をコピーする方法です。
メロディって、繰返しをすることが多いです。
なので、同じメロディはどんどんコピーをしていきます。
下記のように、コピーしたいメロディがあるとします。
1.コピーするものを選択する
まず、上記のメロディを選択したいので、下記の様にツールから矢印マークを選びます。
その状態で、選択するメロディを囲うようにマウスで四角形を作ります。
下記の画像のように、左上の方でマウスをクリックし、そのまま右下に動かします。
四角形が、コピーしたい音符に少しでも触れていればOKです。
そして、クリックを離すと、四角で囲った中の音符が選択されて下記の様に色が変わります。
2.コピーする
選択した音符をコピーするときは、キーボードの左下の方にある「Ctrl」(コントロール)ボタンと、「C」ボタンを同時に押します。
「C」は「Copy」のCと覚えましょう。
このように複数のボタンを同時に押すことで、簡単に操作ができるものを「ショートカットボタン」と言います。
このようなショートカットボタンは、知っておくと手間が省けるので便利です。
3.貼り付け場所を指定する
次に、どの場所にコピーした音符を貼り付けるか指定します。
上記の様に、上側にある目盛りがあるところをクリックして、縦棒のカーソルを移動させます。
今回は、すぐ隣りの位置を指定します。
これによって、縦棒のカーソルの所に貼り付けられるようになります。
4.貼り付ける
最後に、貼り付けです。
貼り付けは、キーボードの左下の方の「Ctrl」(コントロール)ボタンと、「V」ボタンを同時に押します。
「V」は「Paste(ペースト)」の…「P」じゃないんですね~。
もし語呂で覚えるなら、「ベタっ」と貼り付ける、「Veta」の「V」で覚えましょう。
そうすると、下記の様に同じ音符が丸々コピーされます。
Ctrl+Dによる複製で繰り返し
コピーにはもう1つ、冒頭で紹介した効率的な方法があります。
それは、「Ctrl」ボタンと「D」ボタンを同時に押すショートカットボタンを使うやり方です。
この方法だと、上記で説明した「貼り付け場所を指定する」手間が省け、下記の手順でできます。
1.コピーするものを選択する
2.貼り付ける
この方法は、ひたすら同じメロディやリズムを繰返しコピーするときに便利です。
特に、同じリズムをひたすら繰り返すドラムパートには持ってこいです。
例えば、以下のようなドラムパートの譜面があるとします。
まずこれを、先ほどの同じ方法で音符を選択します。(コピーはしなくてもいいです)
先ほどは貼り付け先の指定をしました。
しかし、今回はそのまま「Ctrl」ボタンと「D」ボタンを同時に押します。
「D」は…「どんどん」コピーできるからの、「D」です(適当)。
まぁ、覚えやすければ何でもいいんじゃないかと思います。
…で、「Ctrl」ボタンと「D」ボタンを押すと、以下のようなコピーされます。
さらに、そのまま「Ctrl」ボタンと「D」ボタンを連続で押していくと…
このように、貼り付け場所を指定しなくても、どんどん後ろに続けてコピーしてくれます。
繰返しが多い譜面の場合、とっても便利です!
ただ、この方法で1つ注意すべきなのは、音符の貼り付け先がコピー元の音符のすぐ後になることです。
例えば、下記の様に音符が1小節の中に隙間無く入っていない場合があるとします。2
この場合、先ほどの「Ctrl」+「D」ボタンの方法でコピーすると、下記のように隙間がある分、左にずれていきます。
もし、1小節の繰返しでコピーしたい場合、このような譜面ではうまくできませんので、注意が必要です。
そのような場合は、MIDIイベント単位でコピーしていくと良いです。
詳しくは、下記の記事でまとめています。
「Cubaseの使い方【入門編】MIDIイベントによる便利な編集方法」
目次で言うと、「3.3 MIDIイベントのコピー」(←クリックで該当箇所に飛びます)の所です。
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まとめ
ここまで説明してきたように、音符のコピーの仕方はいくつかあり、状況によって使い分けると良いです。
是非、試してください。
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