Cubaseで、曲作りをする基本となるプロジェクトを作成すると、「プロジェクトウィンドウ」と呼ばれる、下記のような画面が表示されます。
こんなの
プロジェクトについての詳しい説明や、その作成方法については、下記の記事をご覧下さい。
「Cubaseの使い方【入門編】プロジェクトファイルの作成・保存」
最初にこの画面を見ると、「で、何をどうしたらいいの?」と、感じることは無かったでしょうか?
「うん、そうそう!全っ然わかんない!本当助けて!」
おっ、そう思っているアナタ。いい友達になれると思います!
僕も、そうだったから。
何やら、細かい文字や記号がいろいろあって、最初はよく分からないですよね。
でも、大丈夫です。
僕も、最初はよく分からなかったけど、段々分かるようになってきたんです。
この記事を読んでポイントを押さえれば、読み終える頃には大体分かるようになります。
それでは順を追って、説明していきます。
↓記事の内容を、動画でも説明しています。画面中央の再生ボタンを押して、ご覧ください。
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プロジェクトウィンドウって?
画面みっちりのプロジェクトウィンドウ
プロジェクトウィンドウは、Cubaseで曲作りをするときに、最も基本となる編集画面です。
Cubaseでの作曲は、「トラック」と呼ばれるものを編集して進めていきます。
基本的に、1トラックで1つの楽器という感じです。
例えば、下記のような基本的なロックの編成である、ボーカル・ギター・ベース・ドラムを考えてみます。
最も基本的なバンド構成
これがCubaseの画面だと、下記のようにトラック分けされて、表されます。
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このように、プロジェクトウィンドウでは、何のトラックをいくつ使っているかなど、全体を見渡して作業することができます。
また、編集用の様々なツールや機能を利用することができます。
曲作りを物づくりに例えるなら、プロジェクトウィンドウは、様々な道具が手の届くところに置いてある作業テーブルという感じです。
自分の作りたいものの全体像を常に把握しながら、作業が進めることができます。
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曲全体を見ながら編集できる「トラックリストとイベントウィンドウ」
さっき説明したトラックは、上記のトラックリストとイベントウィンドウというエリアで実際に編集します。
トラックリストは、楽器を1つ追加する毎に表示が増えていく感じです。
イベントウィンドウは、追加したトラックに対応する、打ち込んだメロディなどが表示されるところです。
イベントは、「出来事」という意味です。
イベントウィンドウには、メロディとか、波形などの出来事を表す「イベント」が表示されます。
トラックリストとイベントウィンドウに、自分が作りたい曲を形にしていく感じです。
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いろんな機能があり、トラックの操作を行う「メニューバーとツール」
Cubaseの曲作りは、トラックや、イベントに対していろんな処理をしたり編集をして進めていきます。
そこで使用するのが、上記のメニューバーとツールです。
メニューバーでは、Cubaseのいろんな機能が使えます。
また、ツールには鉛筆ツールやはさみツール、のりツールなど、感覚的な操作をするための機能が揃っています。
なので、ツールは道具箱のような感じです。
メニューバーやツールに細かい使い方は、僕のサイトのCubaseの他の記事で確認できます。
ここでは、「いろんな機能が使えるんだなー」位のイメージでOKです。
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トラックの状態を見る「インスペクター」
画面左側にあるのは「インスペクター」と言って、トラック1つ1つの状態を見たり、操作をしたりできるものです。
トラックリストの中から、インスペクターで見たいトラックを選ぶことができます。
インスペクターでは、トラックの音量や、左右のどの辺りから音が鳴るか、どんな楽器の音を使うかなどの情報を見たり変更したりできます。
インスペクターの意味としては、「検査官」や「監視員」といった意味となります。
トラックの状態を、じっと監視しているような役割と言えます。
もし、インスペクターが表示されていなかったら、画面左上の方にある下記赤枠内をクリックします。
クリックしたら、こんなんが出てくるんで、インスペクターにチェックを入れたら表示されます。
こんなん
どうでもいいですけど、インスペクターって言葉の響きがやたらカッコよくないですか?
ちなみに、アメリカではインスペクターは、警察の中の階級のことらしいです。
ふと、僕が子供のころ好きで見ていた、「特警ウインスペクター」っていう特撮ドラマを思い出しました。
主人公がアメリカンコミックの「アイアンマン」みたいに、メカスーツ姿に変身して市民を守るお話です。
ただ、その手の番組によくある「悪の組織」とか「怪人」が出てこず、戦う相手が普通の犯罪者なんですよね。
子供向けにしては、真面目なドラマでした。
まぁ、とにかく、メカや登場するロボットがカッコよかったなぁ…懐かしい。
…あ、すみません!話が脱線しました。
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曲の再生や停止を行う「トランスポートパネル」
最後に説明するのは、上記の「トランスポートパネル」です。
これは、曲の再生や停止や、早送りや早戻しなどができるものです。
トランスポートパネルは、ボタンなどが無い余白のところをクリックして、そのままマウスを動かせば好きな場所に移動することができます。
もし、表示されていなかったら、キーボードの左上の方にある「F2」ボタンを押すと表示させることができます。
トランスポートパネルの一部の機能は、画面の左上の方で使うことができます。
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まとめ
今回は、Cubaseの基本画面であるプロジェクトウィンドウについて説明しました。
いろいろと表示があって最初は困惑するかもしれませんが、特に大切なのは今回紹介した4つのエリアとなります。
いろいろと操作をしていう内に、段々分かってきますので、是非遊びながら使いこなしていってください。
僕のサイトではこの記事以外にも、Cubaseの操作方法について詳しく解説した記事を数多く掲載しています。
ただ、個別の記事を読んでいてもなかなか全体の流れはつかみづらいと思います。
そこで、
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僕自身、専門的な音楽の勉強や楽器演奏の経験の無いところから、社会人になって作曲ができるようになりました。
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作曲に興味をお持ちでしたら、是非チェックしてみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。