ヒット曲の作り方に関係する2つの考え方とは

音楽を作っている人であれば、ヒット曲や売れる曲を作りたいと思うと思います。

プロである人はもちろん、趣味でやっている人であっても、多くの人に聞いてもらえたらいいですよね。

 

では、どのような作品がヒットしたり、売れたりするのでしょうか。

 

以前、実際にプロの作曲家として活動している人に話を聞くことが出来たので、説明したいと思います。

↓記事の内容を、動画でも説明しています。画面中央の再生ボタンを押して、ご覧ください。

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独自性を調節する

僕が聞いたのは、このような内容でした。

「君の作る作品の独自性を調整しなさい。あまりに独自のものだと聞いてもらえなくなる。

すでに世の中にあるものに似たものでありつつ、独自性のバランスよく入れることが大切だ。」

 

つまり、

自分の独自性ばかりを追求しすぎると、お客さんはついてこれなくなって聞いてもらえない。

だから、ある程度世の中に浸透しているジャンルを元に、自分のオリジナリティを入れていく方が受け入れてもらいやすい。

ということです。

 

最初この話を聞いたとき、いかにも打算的でちょっと気が進まない気分になりました。

なぜなら、やるからには自分独自の色を全面に出した作品で勝負したいと思ったからです。

 

しかし、よく考えてみるとこれは世の中の音楽で常に見られることです。

そもそも音楽に「ジャンル」というものがあり、同じような系統の曲がいくつもあります。

これは、過去にある音楽が売れて、他の人がこぞってその曲の特徴を真似るからです。

ただ、完全に真似してしまうと盗作になってしまいます。

そこで、それぞれのオリジナリティを適度に入れつつ、既に売れているジャンルの曲を作るわけです。

 

このことから、売れる作品を作るためには、世の中で既に売れているジャンルの特徴を自分の作品に取り入れることが重要になります。

そして、適度に自分のセンスをメロディに注ぎ込んだり、独自の価値観を詞で表現します。

こうすることで、ヒット曲とは言わないまでも、少なくとも誰かに好きになってもらえ、売れる作品を作ることができます。

 

事実、僕は自分が好きなロック系の曲で、自分が思い付いたメロディや人生体験を盛り込んだ歌詞で作品を作り、見ず知らずの人に販売することができました。

 

そのため、あなたも同じように、目の前にお客さんがいる状況であれば、オリジナルの作品を売れる可能性は十分にあるのです。

僕の場合は、数多くの人がオリジナルCDを販売し、大勢のお客さんが来場するイベントに参加しました。

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マーケットインとプロダクトアウト

「独自性と調整する」のと同様の考え方を、他の分野のプロとして活動している方からも聞くことがありました。

それはヒット曲のみならず、世の中のあらゆる商品を作る上で押さえるべき基本の考え方だったのです。

 

商品製作、つまりビジネスの世界では「マーケットイン」と「プロダクトアウト」という考え方があります。

 

マーケットは「市場」で、つまり既に出来上がっている売り場です。

マーケットインは、「市場に入れる」ということで、既に世の中に浸透しているものに近い商品を作ることです。

 

一方、「プロダクト」は「商品」のことです。

プロダクトアウトは「商品を出す」ということで、人々にとって未知の商品を世の中に出すことです。

 

マーケットインは、世の中に浸透しているものに近い商品を作るので、独自性が低いアプローチです。

しかし、みんながどのような商品か知っているので安心感があります。

また、既に需要もあるため、ある程度安定して売ることができます。

 

一方、プロダクトアウトは、みんなが知らない商品を作るので、独自性が最大のアプローチです。

みんなが知らない独特の商品なので、最初は誰しも不思議に思い、すぐに買おうとはしません。

独自性を全面に出しすぎると、世の中の人々にとっては完全に未知のものになります。

警戒されるかもしれませんし、そもそもみんなにとって必要なものかもわかりません。

そのため、売れるかどうかは運次第と言えます。

 

これを音楽に置き換えると、例えばこのような感じになります。

 

1:マーケットイン→既に知られている、ロックの曲を作って販売する

2:プロダクトアウト→誰も知らない秘境の国で作られた、「ワガ・ナカ」と呼ばれる民族音楽を販売する

 

1はある程度売れる見込みは立つと思いますが、2は全くの未知数になることが予想されると思います。

全く売れない可能性もあります。

(ちなみに、「ワガ・ナカ」は実際にはありません。でも、もしあったらちょっと聞いてみたいかも…)

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マーケットインからスタートして、独自性を入れていく

さて、先ほどの例を見ても明らかですが、安定して売れる見込みがあるのはマーケットインです。

そのため、作品作りもマーケットインの起点に考えるのがよいです。

 

しかし、完全にマーケットインによってしまうと、独自性が無くなってしまいます。

 

例えば、新しいバンドがデビューしたので聞いてみたけど、すでに聞いたことあるような曲だなと思ってしまったことはないでしょうか?

これは、独自性が薄い状態なので他との違いが感じられません。

そのため、敢えてそのバンドの曲を聞きたいとは思いません。よって、売れません。

 

そのため、そこに独自性を入れていく必要があります。

 

既存の音楽ジャンルを用いつつ、独自性を上手く取り入れてヒットしたものとして、とても分かりやすい例があります。

 

岡崎体育さんの、「MUSIC VIDEO」という曲です。

下記のYouTubeで公開されているので、是非見てみてください。

 

この曲は、ミュージックビデオに数多くの「ミュージックビデオあるある」を詰め込んだものとして、テレビでも紹介されるなど話題を呼びました。

 

しかも、歌の歌詞が「あるある」の説明をしているので、誰でも見てわかるものになっています。

 

このアイデアは、他には無い独自のものです。

 

しかし、曲自体のジャンルは爽やかなテクノポップで、一般的なジャンルのものとなっています。

もし、歌詞やミュージックビデオが普通のものであれば、曲だけでここまで売れることはなかったと思います。

ただし、聞き始めの入り口としては、聞きなれたジャンルの曲なので誰でも難なく入ることができます。

 

そのため、曲の部分は「マーケットイン」、歌詞やミュージックビデオの部分は「プロダクトアウト」の考え方を当てはめることができます。

これだけが要因ではないと思いますが、それぞれの特徴がバランスよくいかされ、ヒットという結果を生み出したのだと僕は考えています。

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まとめ

ここまで説明してきたように、ヒット曲や売れる曲を作る上では、「マーケットイン」と「プロダクトアウト」の考え方をバランスよく取り入れていくことが大切です。

 

残念ながら、「これをやれば必ず売れる!」というものはなかなか無いようです。

もしあったら、世の中同じような作品で埋め尽くされてしまうことになってしまいますからね。

 

上手く自分の独自性を取り入れて、他には無い作品を作り出していきましょう。

 

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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