「音楽理論」を勉強すべきかどうか?
作曲をする上で、よく話題に取り上げられますよね。
「音楽理論は必要だ!!絶対に学ぶべきだ!!」
「いやいや、理論に縛られずに感覚でやるのが一番だ!!」
そのような議論が起きるのも、しばしばあると思います。
いろいろ調べてみても、人によって意見が違うから結局何が正しいのか分からない…
そんな風に悩むことも、あると思います。
僕も以前は、同じ悩みを抱えていました。
ですが、これまでの音楽人生で、どう考えていけばいいのか分かるようになりました。
その結果、現在は自分なりの答えが出せるようになり、自信をもって前に進めるようになりました。
そこで今回は、「音楽理論いる・いらない問題」に対する、自分なりの答えの出し方と僕の答えについて説明します。
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答えが出ないから、不安になる
あなたがこの記事を読まれているのは、「で、結局理論は要るのかどうなのか?」という答えが出せないからと思います。
そのため、不安を抱えているのではないでしょうか。
さて、「理論は必要!」「理論はいらない!」
このように思っている場合、その人にとっての答えが出ています。
そのため、自分の道を突き進んでいるので、不安になりません。
問題の本質は、「どっちが正しいか?」よりも、「自分がなぜその答えを出せないのか?」だと思います。
だって、人生は、自分が信じた道に向かって突き進むものじゃないですか。
それが人と違う道だからって、別にいいじゃないですか。
みんなが同じ道を進む必要は、無いと思うんです。
「音楽理論は必要だ!」「いや、要らない!」「どっちでも良くね?」
いろいろ答えはあると思いますが、「自分の答えはこれだ!!」って強く確信できれば、人生に迷いが無くなります。
人の意見に左右されなくなります。
そのため、立ち止まって、無駄な時間を過ごさなくてすみます。
だから、どんどん前に進めるし、人生がすごく充実します。
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どうすれば答えを出せるか
それでは、どうすれば自分なりの答えが出せるのでしょうか?
なぜ、あなたは迷ってしまうのでしょうか?
原因の1つとして、「判断材料が足りない」というのが考えられます。
問題に対する答えを出すための材料となる、知識や経験が不足していると、自分なりの判断がしにくくなります。
そのような判断材料を得るための、具体的なアクションが不足しているとも言えます。
あなたにとって、音楽理論は何か?どういうものか?
それがハッキリしていれば、答えが出しやすくなります。
もし、音楽理論とは何なのか、よく分からない状態だと判断がしにくくなると言えます。
そのため、音楽理論とはどんなものか具体的に知るためのアクションを起こすことが大切です。
アクションを起こさずに、結果だけ知ることは出来ません。
だって、相手の正体が分からないのですから。
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僕が起こしたアクション
僕の場合は、1時間5000円程度で学べる、音楽理論のスクールに通いました。
そこで半年間、プロの音楽家の方から音楽理論について学びました。
実はこれは、自分にとって音楽理論が必要かどうかを知るためではありません。
「音楽を仕事にしたい!」そのような思いから、生半可な知識ではダメと思い、きちんと音楽のプロの方に習おうと思ったのがキッカケでした。
ただ、結果的にその経験によって、自分にとっての音楽理論の位置付けをすることができたのです。
僕は、そのスクールに入るまでは、音楽理論がどんなものかよく分かりませんでした。
しかし、スクールに入って、音楽理論というものが「作曲を効率的に行うために、とても便利な道具」であることが分かりました。
音楽理論は、多くの場合「ド・ミ・ソ」などの音を同時に奏でる、「コード」と呼ばれる和音について体系化された理論です。
そのため、音楽理論は別名「コード理論」とも呼ばれます。
これを学ぶと、どのように音を重ねると美しい響きになるのか、その答えをすぐに知ることができます。
これは、長い年月をかけて、音楽の歴史を作った作曲家達の知恵の結晶と言えます。
そのため、美しい響きを作るための時間を、極めて短縮することができます。
また、数多くの人が聴いても「間違いなく正しく、美しい」と感じやすい和音が音楽理論には散りばめられています。
そのため、不特定多数の人に向けた音楽を作る場合にも、音楽理論は有効です。
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僕にとっての音楽理論の位置付け
ただし、音楽理論を使いこなさなくても、自分の感性やインスピレーションを頼りに作曲することはできます。
僕にとっては、そのように音楽作りをした方が楽しいと感じました。
僕にとって音楽理論は、目的地にいち早く到達するためのガイドブックのようなものです。
ガイドブックを使えば、時間を短縮することができます。
ただ、ガイドブックを使わずに、自分がワクワクする道を選ぶこともできます。
「こっちの道にいけば、面白い場所があるかもしれない」
「ここは誰も入ったことが無い茂みだけど、道があるかも」
といった感じで、まるで冒険を楽しむように、自分が思い描く音を選んで作曲するのもアリと思ったのです。
だって、最初から冒険の正解ルートが分かっていたら面白くないじゃないですか。
同じ目的地につくのでも、最初から答えが分かってしまうとワクワクが薄れてしまうように感じます。
それは、自分がやっていることが「冒険」ではなく「作業」になってしまう場合があるからです。
もちろん、ガイドブックを使わなければ、目的地に到達するのが遅くなるかもしれません。
しかし、その道中で、ガイドブックには乗っていない面白スポットを見つけられることもあります。
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僕が出した答え
いろいろと思い悩むこともありましたが、僕が出した答えは、
「自分が美しいと感じる音楽が作れれば、それでいい。必要に応じて音楽理論を勉強して、使う。」
です。
もし、自分が思い描く音の響きを出来るだけ早く作るのが求められる場合は、音楽理論を積極的に活用するべきです。
また、数多くの人が聴いても、問題なく美しいと感じられる響きを常に出さなければいけない。
そのようなときも、同様に音楽理論が必要と言えます。
具体的には、数多くの作曲依頼を受ける作曲家。
または、不特定多数の人が聴くことになる作品をつくる作曲家です。
一方、趣味で作曲していて、とりあえず自分や身の回りの仲間内で楽しんで作曲する場合。
その場合は、自分の好きに作って問題ありませんから、音楽理論は必要ではないと言えます。
または、プロの音楽家であっても、十分にお客さんを満足させられる音楽を作れるなら、僕は問題は無いと思います。
それで、自分が必要と感じたときに、勉強して使えばいいと思います。
具体的には、「やっぱりもっと速く、心地よい響きに辿りついたいな。」などと思ったときです。
「いやいや、あなたが自己満足で作った曲で、お客さんからお金を取るなんてとんでもない!」
「お客さんが変な和音で不快に思わないためにも、音楽理論を使って、確実に美しいと言える正解を常に選んでいくべきだ。」
そのように思われる方もいるかもしれません。
しかし、僕はこれまで音楽理論を使わなくても、自分が心から良いと思って作った曲を、お客さん買ってもらったことがあります。
もちろん、無理やり売りつけたりはせず、お客さんに聴いてもらった上で喜んで買っていただきました。
それはつまり、お客さんが、自分の持っている感性に共感してくれたということだと思います。
自分が美しい、カッコいい、「この曲は最高に上手く作れた!!」と思えたなら、きっと世界に共感してくれる人はいるはずです。
なぜなら、自分の感性に近い人が必ずいるからです。
「類は友を呼ぶ」ってやつです。
「いやいや、そんな人、世の中にどれだけいるんだよ!」
「仮に居たとしても、絶対少ないよ。それで音楽で食べていけないだろ。」
そう思われる方も、いるかもしれません。
たしかに、これまでの音楽ビジネスではそうだったかもしれません。
何十、何万という大量のファンに向けて、低額の商品を販売する必要があったからです。
それだけ大勢のファンが、聴いて満足しやすい曲を作っていく必要があったからです。
しかし、これからの時代は、様子が違ってきます。
インターネットやSNSを通じて、お客さんは千差万別、自分好みのアーティストを探していきます。
これによって、非常にコアなファンとアーティストがつながります。
これは、これまで大多数の中のファンの1人とアーティストという関係ではありません。
非常にコアなファンであれば、アーティストが作る作品を心から好きになります。
アーティストの考え方、人生観に共感することもあるでしょう。
これまでは、極めて少数のアーティストが、大勢のファンと関わるという構図でした。
しかし、これからは、極めて多数のアーティストそれぞれにコアなファンがつくという時代がやってきます。
そして、今度は低額なものではなく、アーティストは少数のコアファンに対して、非常に満足度の高いサービスを行なっていくことできます。
例えば、ファンとの距離がとても近いライブ。
お客様1人1人に向けたオリジナルソングの製作。
一緒に旅行に行ったり遊んだり…
これまでの音楽ビジネスでは成し得なかった、「こんなこと自分の好きなアーティストやってもらいたかった!!」というサービスが何でも商品になります。
これは、非常に満足度の高いサービスになるため、価格を高く設定することができます。
これによって、少数のファンであっても、アーティストは生計を立てることができます。
そうなったら、アーティストはこれまでよりずっと自由な音楽表現ができるようになります。
大多数の人に満足してもらう音楽を、必ず作る必要が無いからです。
そこには、音楽理論にはまらないものも出てくるかもしれません。
音楽は千差万別、マニアックなものであっても、受けるところには受けるのです。
というわけで、大変長くなりましたがこれが僕の見解です。
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まとめ
ここまで説明してきたように、音楽理論を学ぶべきかどうかを知るためには、ひとまず学んでみるのが一番です。
そして、僕の見解では、これからの時代は必ずしも音楽理論にはまらない世界も出てくると思っています。
自由な作品の創作と、それを千差万別の人たちが楽しむ、世界がやってくるのを僕は確信しています。
ワクワクする新しい時代を、一緒に作っていきましょう。
ここまでお読みいただいたあなたなら、僕と新しい時代を作っていけます。
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僕自身、専門的な音楽の勉強や楽器演奏の経験の無いところから、社会人になって作曲ができるようになりました。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。