皆さんは、ガラホと呼ばれる携帯電話を知っていますか?
ガラホとは、ガラケーとスマートフォンそれぞれの良さを併せ持ったものです。
ガラケーとは、ガラパゴスケータイの略で、日本で独自の進化を遂げた携帯電話のことです。
その特徴として、海外の携帯電話には見られない「おサイフケータイ」や、QRコード読み込み機能などがあります。
これは、独自の生態系が発展しているガラパゴス諸島のように、日本独自に進化した携帯のためそのように呼ばれています。
スマートフォンの普及により、かなり少なくなってしまったガラケー。
しかし、日本人の工夫の結晶が詰まったガラケーはスマホと融合した「ガラホ」として、広まってきています。
そこで今回は、携帯ショップ店員としても働いている僕が実際にガラホを使ってみた感想を説明します。
ガラケーと同じ感覚で使える
ガラホは、見た目や操作方法がガラケーとほとんど同じです。
そのため、ガラケーに長く親しんだ人でも問題なく使うことが出来ます。
ガラケーって、電話やメール、カメラなど、使いたい機能を起動するボタンが見ればすぐ分かるようになっていますよね。ガラホも、同じようになっています。
スマホの場合、基本的にあらゆる機能はタッチパネルから起動するようになっています。
そのため、タッチパネルから目的の機能を探す必要があります。
一方、ガラホでは目的の機能が目に見えるようになっています。
そのため、操作はしやすくなっています。
頑丈、壊れにくい
ガラケーって、使っている人は分かると思いますが、5~6年は故障もなく使うことが出来ます。
実際、携帯ショップで働いていて、ガラケーの故障で相談に来るお客様は使いはじめて5年以上の方がほとんどです。
そのようなガラケーと同様に、ガラホも壊れにくいです。
スマホは壊れやすく、不具合で相談に来るお客様は本当に多いです。
しかし、ガラホの不調を訴える方はスマホより圧倒的に少ないです。
電池の持ちがいい
スマホは1~2日に一回は充電しないと、すぐに電池が切れてしまいます。
2年以上使用したスマホは、特に毎日充電しないと持ちませんよね。
一方、ガラホは3~4日は電池が持ちます。これは、ガラケーの特性を引き継いでいます。
充電する回数が少なくて済みます。そのため、電気代も抑えられるし、充電の手間がかからなくて便利です。
ラインが使える
LINEアプリから引用
ガラホはスマホほどではありませんが、アプリを使用することができます。
僕が使っていたauのGRATINA 4Gというガラホでは、標準でLINEが入っていました。
操作も簡単で、普通にスマホユーザーと通話もメッセージもやりとりすることが出来ます。
最低料金を安くできる
auの公式サイトから引用
スマートフォンでは、インターネット通信の料金が定額プランになっていることが多く、料金が高額です。
僕はauのガラホを使っていましたが、Eメールやインターネットを使った分だけ料金がかかるプランがありました。そのため、あまりEメールやインターネットを使わなければ、利用料金をスマホより抑えることができます。
また、自宅に無線LAN(ケーブルにつなげないでインターネットに接続できる環境)があれば、それに繋げることによりインターネットの通信料をかけずにすみます。
使えるアプリが少ない
一方、ガラホを使ってみて感じたデメリットもありました。
スマホでは本当にいろいろなアプリを入れることが出来ますが、ガラホではそれが大きく制限されます。
僕は音楽活動をしているので、作曲アプリを使うのですが、ガラホでは使用できませんでした。
スマホより文字入力が疲れる
スマホではタッチパネルのため、軽く触るだけでも文字入力ができます。
一方、ガラホでは文字入力には物理的にボタンを押す必要があるので、スマホに比べてたくさんの文字を打つと疲れてしまいます。
そのぶん、こういったサイトの文章を作るときも、スマホの方が素早く打つことが出来ます。
まとめ
ここまで述べてきたように、ガラホはガラケーの良さを引き継ぎつつ、スマホの良さを取り入れた便利な携帯電話です。
実際に自分が使ってみて感じたのは、ガラホは基本的な通話や、簡単なインターネットの閲覧などは問題なく使えるということでした。
そのため、スマホほど多くの機能を楽しみたいわけではない方であれば、問題なく使うことが出来ると思います。
是非、試してください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。