皆さんは、片付けや整理整頓は得意ですか?
片付けや整理整頓を上手く行うには、収納上手になることがいいと言われています。
もちろん、タンスや棚などの収納用品をうまく使えば、物をきれいに整頓することが出来ます。
しかし、そこにはある落とし穴が存在します。
僕自身、以前はその落とし穴にすっぽりはまっていました。片付けをしたいのに、なかなかうまくいかなかったのです。
ですが、現在はそれを意識することで、整理整頓がしやすくなりました。
そこで今回は、片付けにおける収納用品を利用する際の落とし穴と、その対処法について説明します。
落とし穴の入り口
「よし!今日は部屋の片付けをするぞ!」
そう思い立って、収納用品を買いに100円ショップに足を運んだことはありませんか?
実はそれこそが、最大の落とし穴です。
もちろん、必要にかられてを買う場合は何ら問題はありません。
まずいのは、「何となく片付けといえば収納用品」という軽い気持ちで新たに買ってしまうことです。
何となく収納用品を買ってしまった場合、あなたは3つの脅威にさらされることになります。
1つは、「部屋が狭くなる」。
もう1つは、「不要なものを集める」。
そして最後は、「必要なものが見えなくなる」です。
それぞれ、どのようなことなのか見ていきます。
部屋が狭くなる
不用意に収納用品を買うと、部屋が狭くなります。
そう言うと、
「いやいや、部屋を片付けて広くするために収納用品を買うんでしょ?お前何いってんだよ!」
と思われるかもしれません。
しかし、多くの場合、「実は必要な収納用品は部屋に揃っている」ことが考えられます。
また、「不要なものがたくさんあるので、それを処分すれば新たに収納用品を買う必要は無い」ということも十分ありえます。
それなのに、新たに収納用品を買ってしまうと、部屋が狭くなってしまうのです。
僕が部屋の片付けをしたときは、まず不要品を大量に処分しました。
その結果、それまで部屋にあったタンスや棚を使うだけで、十分な収納スペースを確保出来ました。
逆に、いらなくなった収納用品をいくつも処分した程です。
不要なものを集める
次に発生する問題は、不要なものを集めてしまうということです。
これもまた、意味不明と思われるかもしれません。
しかし皆さんの経験には、家にあるちょっとした大きさの缶や箱などに、何年も使っていないものが大切に(?)保管されていることは無いでしょうか?
使うことの無いペンなどの小物系は、よくそのような場所に集まっていきます。
他にも、棚があれば、そこには何年も見ていない書類や本が入っていることもあるかと思います。
このように、私たちは箱やスペースがあれば「必要かどうか」を度外視して、物で埋めたくなる性質があります。
「目の前にある入れ物に、何も入れないではいられない」といった、心理状態になってしまうのだと思います。
こういったことは、「パーキンソンの法則」と呼ばれています。
これは例えば、「どんなに大きな冷蔵庫を買っても、満杯になる」といったことです。
人間、物をしまえる空間があれば、いくらでも入れてしまうのです。
そのため、不用意に収納用品を購入すると、不必要なものまで何でも入れてしまうので、要注意です。
必要なものが見えなくなる
最後は「必要なものが見えなくなる」です。
これは、先ほど紹介した「不要なものを集める」の結果発生します。
皆さんは字を書こうとして、沢山入ったペン立ての中から1本取り出したとき、「あ、このペンもうインクがない」というのを繰り返した経験はありませんか?
これは、本来使いたい自分にとって必要な「字が書けるペン」が、不用品である「インクがないペン」に隠されてしまっている状態です。
これにより、本当に必要なものがどこにあるかわからなくなります。
そして、それを探すのにとても時間がかかってしまうのです。
これは、不用品を処分できていないと、あらゆる場所で発生します。
以前の僕は、部屋のほとんどがこのような状態でした。
必要なものがどこにあるかわからないため、部屋中をくまなく探さなくてはならなかったのです。
対処法
このように、不必要な収納用品を買わないようするための対処法はシンプルです。
それは、「不要なものを処分する」ということです。
片付けをする前に、新たに収納用品を購入するのはオススメしません。
まずは徹底的に、不要なものを捨てることが先決です。
まとめ
ここまで述べてきたように、片付けを行うにあたって、何となく収納用品を購入するのは要注意です。
まずは、不要用品の処分から始めてみましょう。
そうすれば、おのずと必要なものを、それを収納するだけの収納用品が残ります。
是非、試してください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。