僕は、大学院を卒業しシステムエンジニアとして7年働きました。その後、携帯ショップの店員として働くことになりました。
僕は実際にやってみて、この仕事はとても理系に向いているなと考えるようになりました。
今や普段携帯電話やスマートフォンは、持っていない人がほとんどいなくなるくらいに普及していますよね。
便利な携帯やスマホですが、ときには壊れてしまったりすることもあります。
そんなとき、携帯ショップに行けば気軽に相談が出来ます。
ショップの店員さんは、故障したときや、料金プランのことなど、様々な相談に乗ってくれます。
さらに、いろいろとお得になる利用方法を提案してくれたりします。
一見無関係に見えますが、実は理系の考え方は、そのような携帯ショップ店員お仕事に応用できます。
そこで今回は、携帯ショップ店員の仕事内容や、どのような部分で理系に向いていると思うのか説明したいと思います。
携帯ショップ店員の主な仕事
携帯ショップ店員の仕事は、携帯やスマホを利用する上での様々な手通きを行うことです。
主な内容として、料金プランの相談・故障相談・機種変更・解約などがあります。
来店するお客様の個々の要望はそれぞれ違いますが、一貫して共通しているのは「お客様の要望に応える提案をすること」です。
「そんなことは当たり前だ」と言われそうですが、お客様の要望が正しく掴めていない場合も起こり得るのです。
例えば、以下のようなことです。
・機種変更をしたものの、必要だった機能が搭載されていない
・値段が高くても高性能なものが欲しかったが、性能が劣るリーズナブルな商品を薦められた
・不必要な商品を薦められた
こうしたことが起きないためにも、まずお客様の要望に全力で耳を傾けることが必要となります。
その上で、要望を解決するための提案をあらゆる方法で行っていきます。
理系の考え方が応用できるところ
携帯ショップ店員の大まかな仕事は、以下の流れになります。
1.推測や質問をすることでお客様の要望を正確に捉える
2.要望や問題を解決したり、改善したりする方法を考える
3.お客様に解決方法を提案する
4.[提案が了承してもらえた場合]お客様情報の更新や、各種申し込み事項があれば、パソコンで登録作業をする
5.[提案が了承してもらえなかった場合]②に戻る
実はこの流れ、数学の問題の解くときの流れにとても似ているんです。
数学の問題をとくときの流れは以下の通りです。
1.問題文を読んで、どのような回答が求められているのか捉える
2.回答を出すための法則や計算方法を考える
3.答えを出す
4.[答えが合っていた場合]おわり
5.[答えが合っていなかった場合]②に戻る
つまり、携帯ショップにおける接客は、数学の問題を解く場合と、以下のように対応します。
お客様の相談=問題文
提案内容=回答
商品や商品知識=法則や理論
数学の問題を解くときって、自分が知っている法則や理論の何が使えるかはわからないので、限られた情報の中から推測する必要があります。
携帯ショップでの接客も同じく、例えばお客様の服装や携帯やスマホの利用状況から、お客様の要望を推測することが必要になります。
僕の提案例
僕が働いているところでは、携帯やスマホだけでなくいろいろな商品を販売しています。
例えばウォーターサーバーという、冷たいお水や熱いお湯がボタンひとつで出すことが出来る機械の利用契約も行っています。
僕が以前対応したお客様は、独り暮しのお婆さんだったのですが、接客をしてながら以下のことがわかりました。
・ペットボトルのお水をよくスーパーで購入している
・お水を自宅まで運ぶのに苦労している
・お茶を飲むためによく買ってきた水をわかしている
上記のような状況であれば、ウォーターサーバーがあれば、以下の様なメリットがあります。
・自宅に定期的にお水を届けてくれるので、運ぶ手間が省ける
・ボタンひとつでお湯が出るので、お湯を沸かす手間が省ける
これらのメリットを説明したところ、とても喜んでいただき、ウォーターサーバーの注文をしていただきました。
まとめ
ここまで述べてきたように、一見無関係に見える携帯ショップ店員の仕事と理系の考え方には共通するところがあります。
学生時代は理系だったという方は、携帯ショップ店員をやってみるのも面白いと思います。
是非、検討してみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。