パソコンで作曲を行う、DTM。
やってみたい、あるいはやっているけど、「難しいな…」と思ってしまうことはあると思います。
僕も以前、なかなか思うように曲が作れず、そのように感じることもありました。
しかし現在は、分からないことは調べたり、勉強したりすることで、以前よりもDTMが難しいと感じることは無くなりました。
そこで今回は、DTMが難しいと感じてしまう理由と対処法について説明します。
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もくじ
DTMが難しいと感じる理由と対処法
DTMが難しいと感じてしまう理由は、実に様々です。
これは、本人の経験レベルや状況によって変わってくるためです。
そのため、考えられる理由と対処法をリストアップしました。
自分にマッチしているものを見つけ、現状の問題を正しく捉えて対処していきましょう。
作曲・メロディ作りが出来ていないから
DTMが難しくなってしまう理由として、まず、作ろうとしているメロディが頭にないというものがあります。
世の中には、DTMをするための様々な作曲ソフトやアプリがあります。
これらを使うことによって、自分が思い描く曲を作ることができます。
しかし、そもそも自分の中に、「表現したいメロディ・音楽」が無ければ作りようがありません。
そのため、とりあえず作曲ソフトを買えば、すぐに音楽が作れるという訳ではありません。
このため、DTMを始めるときは、まずは鼻唄でもいいので作りたいメロディを思い浮かべることから始めるといいです。
もちろん、パソコンを開いて、作曲ソフトを動かしながらメロディを考えることもできます。
しかし、まず最初に作りたいメロディや、完成させたい曲をイメージできた方が作業のモチベーションが高まります。
「この曲を作りたい!」「このメロディを表現したい!」このような強い気持ちによって、音楽製作に着手することができます。
ただ、はじめは、中々作りたいメロディが思い付かないこともあると思います。
そのような場合の詳しい対処について、下記の記事にまとめています。
是非、読んでみてください。
何をすればいいか分からないから
DTMでは、音楽製作に関するあらゆる作業を行うことができます。
かつては、何人もの人が協力して分業でやっていたことが、現在ではほとんど1人でできるようになりました。
しかし、その一方で、出来ることが多すぎて、何をすればいいのか分からなくなってしまう場合があります。
その上、DTMで曲作りをする方法は、千差万別です。
そのため、DTMをやる手順を調べても、人によって言うことが違ってきます。
このため、混乱をきたし、DTMが難しいと感じてしまいます。
しかし、大方、誰もが行う作業というのは決まっています。
大まかな作業内容や、流れを理解すれば、難しさを軽減することができます。
DTMで曲作りをする流れについては、下記の記事に詳しく書いていますので、ご活用ください。
作曲ソフトの使い方が分からないから
DTMが難しいと感じる理由として、作曲ソフトの使い方がよく分からないというものがあります。
DTMでは作曲ソフト1つで、非常に広範囲の作業を行うことができます。
そのため、いろいろな機能がありすぎて、混乱してしまう場合があります。
しかし、「習うより慣れろ」という言葉があります。
これは人に習ったり、本を読んだりするよりも、自分で練習したり、経験を積んだ方がよく覚えられるということです。
DTMに関しては、本当にこの言葉に尽きると思います。
作曲ソフトは、確かに初めは何をしていいのかよく分からないと思います。
しかし、多くのものは、いろいろ試して使っているうちに使い方が分かるように設計されています。
僕は一度、自分が使っている作曲ソフトの分厚い操作マニュアルを読んでみたことがあります。
確かに、詳しい使い方が書かれていていいのですが、情報量が多すぎて「オエッ」となってしまいました。
その点、作曲ソフトをあれこれ触っていじってみた方が、圧倒的に使い方を覚えるのが早かったです。
また、必要に応じてインターネットで検索をかければ、使い方を説明する記事や動画がけっこう出てきます。
これが、かなり参考になります。
しかし、そうは言っても「やっぱりよく分からない…」という方もおられると思います。
そのような場合、僕が使っている「Cubase(キューベース)」というソフトでしたら、初心者の方でも分かるように使い方を説明する記事を書きました。
残念ながら他のソフトを使っている方の力には慣れませんが、Cubaseをお使いか、これから購入予定の方には是非ご活用いただきたいです。
エフェクトの使い方を正しく理解していないから
DTMでは、「エフェクト」といって、音に様々な効果や変化を与える機能があります。
このエフェクトの機能1つ取っても、非常に多種多様なものが存在します。
そのため、1つ1つのエフェクトを使いこなすのは容易なことではありません。
でも、大丈夫です!
実はエフェクトは、大きく分ければ4種類のものしかありません。
また、数多くのエフェクトを上手く使うための、3つのステップを僕が考えました!
詳しくは、下記の記事をご覧いただけたらと思います。
「DTMのエフェクトの種類や使い方を理解する3つのステップ」
エフェクトは、大まかな種類を理解して、使い方をきちんと調べればちゃんと使いこなすことができます。
そのため、「難しい」というより、「理解するのに一手間かかる」という感じです。
例えば、体操をやったことが無い場合、「バク宙(後方宙返り)やって!」と言われたら、かなり難しいと思います。
でも、「ここ10年間の日本の歴代総理大臣を教えて!ネットで調べてもいいから!」と言われたら、分からないとしても、ちょっと時間を取れば調べられますよね。
もちろん、エフェクトの使い方を理解するには、独特の考え方が必要な場合もあります。
しかし、それもきちんとマニュアルを読めば、理解することができます。
そのため、丹念に調べていけば、必ず使いこなせるようになります。
これもまた、僕が使っているCubaseになりますが、よく使用するエフェクトのエフェクトの使い方を「Cubase実践講座」にまとめました。
こちらも是非、ご活用いただけたらと思います。
↓下記の、「ミックス編・エフェクト」という見出しの所です。
完成形をイメージできていないから
DTMをやっていて、よくあるのが、「いろいろやってみたけど収拾がつかなくなった」というものです。
自分がどんな音、どんな曲を作っていけばいいのか、よく分からなくなって立ち往生してしまうケースです。
これは、自分が作りたい曲の完成形をイメージできていないことにより、発生します。
これを防ぐために、まず最初に、どんな曲に仕上げたいのか決めておく必要があります。
しかし、最初は、そもそもどんなイメージを持っていいのか想像しにくいです。
僕自身が、そうでした。
そのため、オススメなのは、憧れのアーティストの曲を参考音源として用意することです。
なるべく、自分が作ってみたい、理想とする音楽に近い曲を選ぶといいです。
そして、その曲をよく聴き、見本にして作業をしていくのです。
これによって、いろいろやって途中で収拾がつかなくなることが少なくなります。
また、参考とする曲を聴く過程で、曲の雰囲気や音の響き方を知り、学ぶことができます。
音のバランスを取るのが難しいから
DTMの難しさとして、音のバランスを取ることがあります。
DTMでは、様々な楽器の音を選らんで、同時に鳴らすことができます。
自分のやりたいように、いくらでも楽器を追加できます。
しかし、楽器が増えれば増えるほど、心地よく聴ける音楽に仕上げるのが難しくなります。
複数の楽器を、聴きやすい状態にまとめ上げていくには、ある程度の指針が必要となります。
これを知っておかないと、楽器を増やすほどに曲がごちゃごちゃした感じになってしまいます。
この辺りについて、詳しく下記の記事にまとめましたので、是非ご覧いただければと思います。
「DTMの打ち込みで楽器の音を聞き取りやすくするコツとは?」
また、その他の考え方として、無闇に楽器を増やさないようにするというものがあります。
こうすることで、かなり楽に曲を仕上げることができるようになります。
僕も、以前はあれこれ楽器やメロディを追加していました。
しかし、その度、全体のバランスを取ることに非常に苦労しました。
こっちを立てればあっちが立たず…というように、まるでモグラ叩きを延々とやるような感じでした(笑)
楽器の数が少なければ、1つ1つの音はクリアに聴こえやすくなるし、バランスを取るのが楽です。
理論を知らないといけないと思っているから
DTMで作曲をしているとよく言われるのが、「音楽理論」を始めとした理論に関する話題です。
「音楽理論は知っておいた方がいい」とか、「知らないと作曲してはいけない」と言われることもしばしばです。
そして、いざ音楽理論を勉強しようとして、「難しいな…」と感じ、それに伴ってDTMもやりずらくなってしまう可能性があります。
もちろん、理論を知っているに越したことはありません。
しかし、音楽理論を知らなくても、作曲やDTMをすることは可能です。
例えば、あなたは日本語を話すとき、理論や理屈を考えるでしょうか?
普通、理屈抜きに話すことが出来ると思います。
これは、赤ちゃんの頃から両親をはじめ、周囲の人が話している様子を見ながら、言葉を学んでいるからです。
音楽もこれと同じように、自分が作りたい曲を集中して何度も聴き、メロディや構成を理解することができれば理屈抜きで作ることができます。
ただ、音楽理論を使えれば、高度な作曲を短期間の内に行ったり、複雑な響きを作ったりすることができます。
しかし、自分の感性に基づいて音楽を作ることもできるのです。
なので、理論が分からなくても、思い付いたらとりあえず作ってみるといいです。
そして、作曲で行き詰まったとき、音楽理論を学ぶというのでも遅くはありません。
地味&地道な作業が苦手と感じているから
DTMは、ハッキリ言って地味で地道な作業です。
ギターやピアノの弾き語りのように、オシャレに楽器を演奏するものではありません。
ハタから見ていたら、ほとんどがパソコンを使ったデスクワークです。
このような作業を苦手と感じる人は、DTMを難しいと思っている場合があります。
そのため、作業効率をアップして手軽に行えるようにすると良いです。
僕のオススメは、ショートカットキーを活用することです。
ショートカットキーとは、マウスを使わずに、キーボードだけを使って操作する方法です。
例えば、キーボードの空白ボタンを押して、音楽を再生したり、停止したりといったものです。
マウスを使うと、いちいち画面上の再生/停止ボタンのところまでカーソルを動かす必要があります。
しかし、ショートカットキーを使えば、マウスを移動させる時間が短縮できるので、かなり作業時間が短くなります。
ショートカットキーは、お使いの作曲ソフトによって変わってきますので、是非調べてみてください。
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まとめ
ここまで説明してきたように、DTMが難しいと感じる原因を理解し、適切に対処していけば解決することができます。
是非、今回ご紹介した内容を試してください。
また、1つ1つの記事を読んだり、自分で試行錯誤するのはけっこう時間がかかると思います。
そこで、僕のサイトに載っている知識やテクニックを、順番に見ていくだけで学ぶことができる
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興味があれば是非、チェックしてみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
