DTMのミックスで立体感・音の広がり・奥行きを出すコツとは?

DTMのミックスでは、立体感や音の広がりがあって、迫力のある音にしていきたいですよね。

しかし、はじめはどうしたらいいのか、分からないこともあると思います。

 

僕も最初、どんな風にすれば、立体感や奥行きのある音にできるのは分かりませんでした。

しかし、何曲も作ったり、DTMのスクールで学んだりして、ミックスで立体感を出す方法が分かるようになりました。

 

そこで、今回は、DTMのミックスで立体感を出してクオリティを高めるコツを説明します。

↓記事の内容を、動画でも説明しています。画面中央の再生ボタンを押して、ご覧ください。

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各楽器の音量設定で、前後の音の広がりを出す

ミックスで立体感を出すためには、ボーカルや各楽器の前後の位置関係を決めるといいです。

前後の位置関係は、それぞれの音量を調整することで行うことができます。

DTMでは、ボーカルや各楽器の音をトラックという単位で編集します。

この、各トラックの音量を調整することで、ボーカルや各楽器毎の前後の位置関係を決めることができます。

 

基本的に、自分から遠い距離にあるものは音量が小さく、近くにあるものは音量が大きくなります。

これは、音は距離が進むにしたがって減衰し、小さくなるからです。

また、近くで鳴っている音ほど、大きな音で聴こえます。

 

例えば、一番目立たせたいボーカル、もしくはメインメロディを奏でる楽器の音量は、他の楽器より大きめにします。

逆に、あまり目立たせたくない楽器は音量を下げて、後方に下げるように調整します。

このように、音量設定によって楽器毎に前後の位置関係を決めることで、立体感があってメリハリのある音になります。

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パン設定で、左右の音の広がりを出す

先ほどは、前後の立体感を出す方法でした。

今度は、楽器毎に左右どの位置から音がなるか調整することによって、左右の広がりを表現します。

これは、各トラックに対する「パン設定」によって実現します。

「パン」は、数値によって、トラックの左右の位置を決められるパラメータです。

 

音量の調整だけでは、左右の広がりは表現できません。

しかし、実際のライブでは、ボーカルや他の演奏者がみんな真ん中にいることはありません。

左右に広がっていると思います。

 

具体的にパン設定では、ボーカルやメインメロディの楽器は、中央に配置します。

また、ドラムやベースも、曲の土台を作るリズムを担うため、中央に配置します。

これらの楽器を左右に動かしてしまうと、曲の土台がぶれてしまうためです。

 

そして、それ以外の楽器は左右に振り分けます。

左右でバランスが取れるよう、出来るだけ左右対称になるようにするといいです。

例えば、ボーカル、ギター、ベース、ドラム、キーボードという編成のバンドなら、

ボーカル・ベース・ドラムは中央

ギターは右

キーボードは左

というように各楽器をパン設定によって、左右に配置します。

このとき、ギターとキーボードは、左右対象の位置関係になっていると聴きやすくなります。

 

バランスよく楽器を左右に振り分けることで、楽器それぞれがより聴き取りやすい形で空間に配置されます。

これによって、自然で聴きやすく、立体的な音になります。

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空間系エフェクトで、空間の広がりを出す

音量やパンの設定で、前後や左右の広がりを作ったら、今度は音が鳴っている場所を再現することで空間の広がりを作ることができます。

エフェクトという、音に効果をつけたり加工したりするDTMの機能でそれを実現します。

エフェクトには様々な種類がありますが、この場合「空間系エフェクト」と呼ばれるものを使います。

空間系エフェクトは、音がどんな場所で鳴っているのか再現できるエフェクトです。

これによって、奥行きや、空間の広がりを持たせることができます。

 

特によく使用されるのは、「リバーブ」と呼ばれる残響を再現するエフェクトです。

残響は、広い部屋で音を鳴らしたときに発声する、音の響きです。

 

リバーブについては、詳しく下記の記事にまとめているので、こちらも是非ご覧下さい。

「あなたの曲を本格的にするリバーブを用いたDTMの上達方法」

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まとめ

ここまで説明してきたように、ミックスで立体感を出すには以下のことを意識するといいです。

・各楽器の音量設定で、前後の広がりを出す

・パン設定で、左右の広がりを出す

・空間系エフェクトで、空間の広がりを出す

これらのことを意識的に行うだけで、曲の印象はかなり変わります。

 

是非、試してください。

 

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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