曲を作るとき、最も重要と言えるのは「メロディを作ること」といえます。
しかし、なかなか良いものが思い付かず、苦労することは多いと思います。
僕も、よくメロディ作りで苦労していました。
しかし現在は、音楽製作のスクールで学んだ経験を活かして、以前よりもメロディを作りやすくなりました。
そこで今回は、僕が意識している、良いメロディを作るための考え方や基本パターンについて説明します。
↓記事の内容を、動画でも説明しています。画面中央の再生ボタンを押して、ご覧ください。
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良い曲を作るコツは、単調なメロディにしないこと
良い曲を作るためには、単調なメロディになっていてはいけません。なぜなら、単調なメロディは聴いていて飽きてくるし、楽しくないからです。
そこで、メロディが単調にならないよう、基本的なメロディパターンを知り、曲の中で使い分けていくといいです。
以下、典型的なメロディパターンについて説明します。
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波形(なみがた)のメロディ
最も基本的なもので、楽譜上のメロディが波を描くような形になるメロディです。
このメロディは、低い音から高い音、高い音から低い音へと、滑らかに音階が変化していくのが特徴です。
ゆったりした曲や、そのようなイメージを表現したいときに使うといいです。
下記は、波形のメロディが使われている曲の一例です。
[参考動画]
上記の動画は、「ファイナルファンタジー」というテレビゲームに使われている「プレリュード」という曲です。
メロディの形が、波のように変化しているのがわかると思います。
癒されるような曲調に合った、メロディになっていると思います。
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直線型のメロディ
直線型は、波形のようにピッチ(音の高さ)の変化がなく、一定のピッチの音が連続したメロディです。
楽譜上では、音符が直線のように並ぶ形となります。
このメロディは、スピード感があるのが特徴です。
また、印象的なメロディになりやすいので、曲のサビで使われることもあります。
[参考動画]
この曲は、浜崎あゆみさんの「evolution」という曲です。
動画の1分39秒頃、サビの「こんな時代に生まれついたよ」というところが直線型のメロディになっています。
スピード感があって、切れ味のあるかっこいい感じになっているのがわかります。
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不規則型のメロディ
不規則型のメロディは、波形の様に音の高さが近いものが連なったものではありません。
ランダムに高さが変化していきます。
特徴としては、先が読みにくいメロディなので、ミステリアスなイメージがあることです。
[参考動画]
この曲は、椎名林檎さんの「りんごのうた」という曲です。
曲全体のメロディが、不規則にピッチが上下するものとなっています。
まさに、椎名林檎さんらしい、ミステリアスなイメージを表すメロディになっていると思います。
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ドレミ型のメロディ
最後に紹介するのは、「ドレミファソラシド」のように音の高さが変化するドレミ型です。
このメロディの特徴は、王道のイメージを表現できることです。
聞き馴染みのあるドレミの音になっているので、聞きやすく、多くの人に受け入れられやすいものになります。
[参考動画]
この曲は、いきものがかりの「ありがとう」という曲です。
曲の0分15秒ころ、歌い出しの「ありがとう」ののところが、「ドレミファソ」の音階の様に変化しています。
「ありがとう」は、NHKで放送された連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」の主題歌にもなっており、多くの人の愛されているヒット曲です。
曲にイメージにあった、まさに王道のメロディになっていると思います。
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曲のイメージや、シーンに応じてパターンを使い分ける
上記の4つの典型的なメロディパターンを、曲のイメージや曲中のシーンに応じて使い分ければ、
変化に富んだ聴きごたえのある曲になっていきます。
例えば、全体的に波型を使った曲の中で、唐突に曲の最後の方で直線型のメロディを挟むなどすると、
聴き手に大きな変化を感じさせることができます。
[参考動画]
一例を上げると、上記の米津玄師さんの「ピースサイン」では、2分51秒ころに、それまで無かった直線的なメロディが現れます。
これによって、聴き手の意表を突くことができ、最後のサビの盛り上がりを一層を際立たせています。
是非、聴いてみてください。
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まとめ
ここまで説明してきたように、典型的なメロディパターンを使い分けると、バラエティに富んだ聞き応えのある曲にすることができます。
是非、意識してみてください。
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僕自身、専門的な音楽の勉強や楽器演奏の経験の無いところから、社会人になって作曲ができるようになりました。
そのため、一切経験がない方でも安心して見ることができる内容になっています。
作曲に興味をお持ちでしたら、是非チェックしてみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

