DTMが上達しないとき、上手くなるにはこの方法!

作曲能力って、どうしたら上達していくのでしょうか。

知識を取り入れたり、テクニックを学んだりすることで上達することはできます。

しかし、それ以外に、もっとシンプルな方法があることに気がつきました。

また、僕のこれまでの経験上、なかなか成長しない人には特徴があると気がつきました。

 

そこで今回は、作曲能力が上達しにくい場合や、成長の近道について説明します。

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恥ずかしいので、作った曲を人に聞かせない

作曲能力が上達しにくいのは、作ったものをあまり人に聞いてもらっていない場合があります。

以前、DTMでプロになりたいから、是非作曲を教えてほしいという方とお会いすることがありました。

何度もメールでのやり取りをして、一度お会いすることになりました。

しかし、1ヶ月近く連絡を取って当日お会いしても、最後までオリジナル作品を聴かせてくれなかったのです。

「作曲ソフトでデータを出す方法がわからない」「サビしかできてないから」など、様々な理由で一向に音源を出してくれなかったのです。

 

そのため、どんな曲を作っているのかもわからず、レッスンしようがありませんでした。

自分が知りたいことだけ質問に答えてほしいとの要望をいただいのですが、

相手の状況がわからないと適切な助言もできないと感じ、レッスンのお話は結局ご破算となりました。

 

また、その方は以前男女2人組でグループ活動をしていた仲間がいたとのことでした。

「その仲間に、自分の曲を聴いてもらったことはありますか?」と聞いたところ、

「彼女は僕と違って、激しいジャンルの曲を聴いたり、作ったりするので僕の曲は聞かないです。僕はゆったりとしたポップス志向なので…」といって、聴いてもらったことがあまり無いようでした。

 

もちろん、彼の言い分もある程度根拠があるとは思います。

しかし、そのように彼が言う真意は、おそらく自分の作品を批判されて、傷つくのが恐いんだろうと思いました。

「オリジナル曲を誰かに聴いてもらうのは、恥ずかしい…」という気持ちもあっただろうと思います。

 

確かに、その気持ちは分かります。

僕自身、自分が作った曲を付き合っていた彼女に聴いてもらうときですら、「何て言われるだろう…」と恐れおののき(←ビビり過ぎ)、手に汗握った記憶があります。

 

また、以前働いていたときの会社の同僚に、「こんな曲を作ってるんだ」と聴いてもらったところ、怪訝な顔で「ドラムが単調なんだよね」と素っ気ない反応をされたこともあり、けっこうガッカリしてしまった経験もあります。

 

こんな感じで、オリジナル曲はおいそれと誰かに聴いてもらうのは、傷つきやすい人にとってはかなりハードルが高いと言えます。

僕もそうだったので…。

 

でも、そもそも音楽は、聴いて楽しむものです。

そして、自分が作った作品を、誰かに聴いてもらってこそ意味があります。

そのため、自分が傷つくのを恐れて、誰かに聴いてもらわないでいると改善点が見つかりません。

なぜなら、作った作品に対して、自分の中で満足してしまうからです。

 

このように、自分で作った作品を抱え込んでしまうと、良いアドバイスをもらう機会が少なくなります。

これによって、上達や成長をしにくくなります。

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完璧に作らないと聴かせない

もう1つ、上達しにくくなるケースとして、「完璧に作らないと聴かせない」というものがあります。

 

これは、僕自身もよくあることなのですが、きっちり曲を作り込まないと恥ずかしくて聴かせないという感じです。

ですが、実際は自分が思っている10割の完成度に対して6割くらいの出来で聴いてもらう方が、結果的に上達は早くなります。

 

たとえば、フルコーラスの曲を作らないまでも、1番だけ作って聴いてもらう。

これだけでも曲のイメージは十分つかめます。

そのため、様々な意見やアドバイスをもらうことができるのです。

 

実は、最初から完璧なものを作ろうとしないという考え方は、以前会社員で働いていたときに上司から教わったものです。

当時僕は、書類作成の仕事をしていました。

そのとき、何日もかけて、細部に至るまで書類をきっちり作ってから上司に見せようとしていました。

 

しかし、上司からは「時間かかりすぎ!仕事のやり方が間違ってるよ。ざっくりでいいからまず作ったものを見せて。」

と言ってもらったのです。

細かい所まで完璧に作らなくても、「こういう感じでやろうと思っています」と草案を短時間で出すことはできます。

そして、草案を見せた段階で、その考え方が合っているか上司に判断してもらいます。

その上で、完成形を目指せば、より短い時間でいいものが作れます。

 

逆に、自分だけの判断で多大な時間を使って完璧なもの(本当は全く完璧でない)を作ったとします。

それが、適切なものであれば問題ありませんが、もし間違っていたら、膨大な時間をかけて作り直しになります。

 

上記の例は、あくまで会社における仕事なので、音楽とはちょっと違うかもしれません。

しかし、より良いものを短時間で作るには、6割くらいの出来で聴いてもらった方が結果的に効率的であると気づいたのです。

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成長の近道・上達法とは?

それでは、作曲の成長の近道や上達法はなにか。

それは、できるだけ人に聴いてもらうこと。

そして、完璧なものではなく、完成途中でも聴いてもらうことであると言えます。

 

人に作品を聴いてもらわないと、アドバイスを受けられなくなります。

作品の改善点を見つける目が、自分だけになってしまうので、成長するきっかけを見つけづらくなります。

そして、自分一人で作っているとすぐに満足してしまいがちなので、成長が止まりやすいです。

 

また、完璧なものを作ろうとすると、とても時間がかかります。

完成途中の段階でも、アドバイスをもらうことができれば、成長のためのガソリンをどんどんいれていくような感じで前に進むことができます。

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人に聴いてもらうときのポイント

それでは、人に聴いてもらうときは、どのようなことを気を付ければいいでしょうか。

僕が意識しているのは、切りのいいところまで作るということです。

たとえ完璧にできていなくても、切りがいいところで終わっていれば聴いていて嫌な気分はしません。

 

具体的には、歌ものであれば1番の終わりまではできていればいいと思います。

メインメロディだけで、伴奏は無くても、曲の雰囲気をつかむことができます。

これから盛り上がる!というところで切れてしまったら、聴いていて気持ち悪くなってしまいます。

ですが、一番の盛り上がりのサビが終わるまで出来ていたら、普通に聴くことができます。

 

また、他の楽器をつけるにしても、例えばバンド系なら、最悪ドラムパートやベースが入っていれば、十分聴いてもらうことができます。

ギターがさっと弾けるなら問題ありませんが、打ち込みでしっかりギターのコードまでやろうとすると時間がかかります。

その他、装飾的な音まで入れて、本格的な編曲をしてしまうと、さらに時間がかかってしまいます。

しかし、そこまでやるのは、人に意見を聞いてみてからでも遅くはないです。

 

僕は以前グループで活動しているとき、1番だけメインメロディと、ドラムとベースだけ作って他のメンバーによく聴いてもらっていました。

これだけでも、「ここにハモりを入れた方がいい」「ここで楽器を増やすといいかも」などアドバイスをいただくことができました。

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人に聞かれるのは恥ずかしい!怖い!

とは言っても、他人に自分の曲を聴いてもらうのはけっこう勇気が要りますよね。

僕も、偉そうなことを言っておきながら、正直臆病なところはありますし、とても傷つきやすいです。

 

以前、知り合いに自分の曲を聴いてもらったことがありました。

けっこう自信作だったのですが、「ドラムパターンが単調」くらいのネガティブな感想しかもらえませんでした。

もちろん、出来るだけポジティブにとらえようとはしました。

でも、結局ネガティブな感想って、辛くなってしまうんですよね。

 

ですから、曲を聴いてもらう相手は、身近な人からでもいいと思います。

家族や仲のいい友人、恋人など、あなたを大切に思ってくれて、応援してくれる人がいいです。

このような人たちは、出来がよくなかったとしても、「ここを直したら、いい感じになる」とポジティブに意見を言ってくれる可能性が高いです。

 

他人からの評価は、作品作りのやる気に大きく影響します。

ですから、「この人は僕の味方だ!」と思える人に聴いてもらえたらいいです

ネガティブな意見しか言わない人は、そもそもあまりあなたの活動を応援していないか、興味を持っていない可能性があります。

ですから、わざわざそのような人に聴いてもらって、やる気を削ぐ必要はありません。

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まとめ

ここまで説明してきたように、作曲能力の成長を遅くしているのは、

・人に聴いてもらっていない

・完璧なものを最初から作ろうとしている

という場合があります。

そのため、最初から完璧を目指さず、なるべく人に聴いてもらうのが上達の近道と言えます。

そして、あなたのことを応援してくれ、味方になってくれる人にこそ是非曲を聴いてもらうといいです。

 

是非、試してください。

 

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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