DTMのボーカルミックスで行うことできる処理とは?

パソコンで音楽製作を行うDTMで歌物を作る場合、大切なのがボーカルミックスです。

ボーカルミックスは、曲の仕上げ段階のミックス工程で、ボーカルを伴奏にまとめていく作業です。

DTMでは様々な処理ができるため、ボーカルの音に対してどのようなことができるか、はじめはよく分からないと思います。

僕も最初、ボーカル編集でどのようなことが出来るか、よくわかっていませんでした。

しかし現在は、曲作りをしながらいろいろなことが出来ると分かりました。

そこで今回は、ボーカルミックスでどのような処理が出来るのか説明します。

↓記事の内容を、動画でも説明しています。画面中央の再生ボタンを押して、ご覧ください。

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タイミングやピッチの調整

DTMでは、歌のタイミングや、声の高さであるピッチを簡単に調整することができます。

ボーカル録音をする際、音楽に合わせて歌います。

このとき、音楽に歌のタイミングやピッチが全くずれずに歌うのはけっこう難しいです。

これは、プロの歌手でも同じです。

よく、「CD音源よりも、実際のライブの歌が上手じゃなかった」という話を聞いたことはあるかと思います。

それでも、市販のCD音源の歌で、タイミングやピッチがずれていることはまずありません。

これは、たとえミスがあったとしても、プロのエンジニアがしっかりとタイミングやピッチの調整を行っているからです。

ライブであれば、歌唱の正確さよりも、盛り上がりが大切であると言えます。

また、聞き手もかなりの興奮状態になっています。

このため、多少のタイミングがずれたりピッチが外れていてもさほど問題になりません。

しかし、通常のCD音源や楽曲データは、聴き手は冷静な状態になっています。

そのため、ミスがあると目立ってしまいます。

ですから、通常のCD音源ではタイミングやピッチは正確に取る必要があります。

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音量の調整

タイミングやピッチの調整に加えて、注意したいのが音量です。

DTMでは、音量の変化も簡単に均一化することができます。

プロの作品は、楽曲を通じてボーカルの音量がある程度均一になっています。

それは、突然声が大きくなったり、逆に小さくなってしまうと、聞きにくくて楽しみにくいものになってしまうからです。

人間である以上、声の大きさを完全に均一にすることは出来ません。

また、歌に関してはある程度、音量の大小の表現である抑揚(よくよう)があった方が表現力にあふれていいものになります。

ある程度は抑揚があった方がいいですが、全体的に一定の音量になっていることが望ましいです。

音量を調節するには、コンプレッサーという機能を使うと、とても楽に調整をすることができます。

コンプレッサーについては、こちらの記事で詳しく説明していますので、是非読んでみてください。

関連記事「コンプレッサーの役割と効果的な使い方」

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コーラスを作ることが出来る

ボーカル編集では、ピッチの調整をすることが出来ます。

これを応用すれば、本来録音されていないコーラスをつけることが出来ます。

まず、本来のボーカルデータをコピーして、もう1つの音源データを作ります。

そして、コピーした音源データを、元々のボーカルにハモるピッチになるよう修正していくのです。

僕はこの方法で、元々コーラスがなかった曲に対して、コーラスをつけたことがあります。

ただこの方法は、細かいピッチの修正をするのにかなり手間がかかります。

そのため、この方法は録音が出来ないときの最終手段と言えます。

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様々なエフェクトをかけることが出来る

音源に様々な効果を与えることが出来るエフェクトを使えば、同じボーカル音源でもかなりバリエーションを変えることが出来ます。

例えば僕は、幻想的な感じや、ボーカルがソロのパートで寂しい感じを出すときは、残響効果を出すことが出来る「リバーブ」というエフェクターを使っています。

リバーブを強くかけると、ボーカルは広い空間の中で歌っているように聞こえます。

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まとめ

ここまで説明してきたように、パソコンで音楽製作をするときは様々なボーカル編集を行うことが出来ます。

もちろん修正をしないで済むのであれば、手間もかからないのでそれが1番良いです。

ただ、細かいミスや調整など、再録音が難しいときにはとても手軽に修正出来るので便利です。

是非、試して下さい。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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