DTMのボーカル処理でよく使うエフェクト/歌声の加工・編集等

パソコンで曲作りをするDTMのボーカル処理において、様々なエフェクトが使用されます。

エフェクトは、音に様々な変化や加工を与えるものです。

ただ、はじめはどんなエフェクトが使われるのか、分からないこともあると思います。

 

僕もDTMをはじめた当時は、ボーカル処理にどんなエフェクトを使えばいいのか分かりませんでした。

しかし、DTMのスクールに通ったり、自分なりに調べたりする中で、どのようなエフェクトを使えばいいのか分かるようになりました。

 

そこで今回は、ボーカル処理をする上でよく使用するエフェクトについて説明します。

↓記事の内容を、動画でも説明しています。画面中央の再生ボタンを押して、ご覧ください。

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ノイズ処理や声質を調整するエフェクト、イコライザー

ボーカル処理では、イコライザーと呼ばれるエフェクトがよく利用されます。

イコライザーは、周波数に対して音量の調整ができるものです。

周波数とは、音が空気を1秒間に何回振動させるかを表したものです。

周波数が高い音ほど、人間の耳には高い音に聴こえます。

そのため、周波数は音の高さとも言えます。

イコライザーでは、例えば低い周波数の音だけ音量を小さくしたり、大きくしたりできます。

このイコライザーの機能を利用して、ボーカル処理では、主にノイズ処理や声質の調整といったことを行うことができます。

以下、それぞれについて詳しく説明します。

ノイズ処理

ノイズとは、ボーカルの歌以外で、不要な音のことです。

「ブウウウーーーーン」という低い音や、「サーーーーーーー」という高い音が一定に鳴っているものがあります。

これは、ボーカルの録音時に、周囲の電化製品から影響を受けていたり、録音するための機材の質が良くなかったりして発生します。

 

このようなノイズが、最初から入っていないのが理想ではあります。

しかし、再度録音することができない場合や、機材の関係でどうしてもノイズが乗ってしまう場合があります。

 

そんなときは、ボーカル処理でノイズを取っていく必要があります。

このとき、「ブウーーーン」とか、「サーーーーー」というノイズの場合、これらが固有の周波数を持っています。

イコライザーでは、指定した周波数の音を音量を調整することができました。

そのため、ノイズが持っている周波数をイコライザーで指定して音量を下げれば、ノイズを軽減させることができるのです。

声質の調整

ノイズ処理の他、イコライザーを使うと、ボーカルの声質を調整することができます。

 

人間の歌声は、ある程度周波数に幅があります。

例えば、「ド」の音階の音を歌ったとき、「ド」が持っている周波数より高い音も含んだ音が発せられています。

この、ある音階の音より高い周波数の音がどのように含まれているかで、声質は変わります。

 

わかりやすい例では、高い周波数の音が入っているほど、明るくきらびやかな声になります。

逆に、低い周波数の音が入っているほど、力強く太い声になります。

イコライザーを使うと、声が持っている周波数の成分を調整して明るい声にしたり、太い声にしたりと印象を変えることができるのです。

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音量変化を一定にするエフェクト、コンプレッサー

コンプレッサーのイメージ

ボーカル処理で、他によく使われるのが「コンプレッサー」と呼ばれるエフェクトです。

コンプレッサーは、「圧縮するもの」という意味で、DTMでは音量を圧縮するはたらきがあります。

 

「音量を圧縮する」とは、極端に大きい音をつぶして、全体的に音量の差を平均化することです。

ボーカルの音声は、曲の中で一番盛り上がるサビなどでは、気合いが入って声が大きくなりやすいです。

一方、歌い始めのまだ盛り上がっていない部分では、声が小さくなりやすいです。

 

このように、1曲の中で音量がまばらになっていると、音楽として聴きにくくなってしまいます。

ある程度一定の音量で聴こえてくる方が、落ち着いて音楽を楽しめるからです。

 

ボーカルの技術が高い人ほど、この音量差を抑えて歌うことができます。

しかし、それでもある程度均一化をした方が、聴きやすくなります。

 

そこで、コンプレッサーを使って、ボーカルの声の大きさを1曲通してある程度均一にします。

ただし、あまり強くコンプレッサーをかけすぎると、平坦になりすぎて抑揚のない歌声になってしまいます。

コンプレッサーでボーカルを加工する場合は、この辺りのさじ加減が大切です。

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ボーカルを曲に馴染ませる、空間系エフェクト

イコライザーとコンプレッサーでは、声質や音量を整えることができました。

このボーカルの音を、「空間系エフェクト」を使って曲に馴染ませます。

 

空間系エフェクトとは、奥行きや音が鳴っている場所の響きを再現するものです。

これを使うと、元々は同じボーカルの音源でも、大ホールや、ライブハウスで歌っているような音にすることができます。

このように、音が鳴っている場所のことを「音場(おんじょう)」といいます。

 

ボーカルを入れる前の伴奏の音源は、この空間系エフェクトによってどんな音場なのか表現されます。

そして、ボーカルの音源も、その音場の響きに合うように空間系エフェクトをかけていきます。

 

空間系エフェクトは主に、やまびこ効果を使って奥行きを再現する「ディレイ」。

そして、響きを再現して音場の広がりを作り出す「リバーブ」があります。

 

これらのエフェクトを使い、自分が思い描いた場所で音が鳴っているように、自在にボーカルの音を作っていくことができます。

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まとめ

ここまで説明してきたように、ボーカル処理では主に3種類のエフェクトを使用します。

この他にも様々なエフェクトが使われますが、今回ご紹介したものは特に使用頻度が高いです。

これらのエフェクトを使いこなしていけば、ボーカル処理のスキルが上がっていきます。

是非、使ってみてください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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