作曲の始め方。2種類のやり方と感性で曲作りをするメリット

作曲をしてみたいけど、どのようにすればいいのか分からない…そのような悩みがある方は多いと思います。

作曲は、学校教育で教えられることはあまり無いため、イメージがつきにくいですよね。

僕も、最初はどうすれば作曲ができるのか、まったく分かりませんでした。

しかし、遊びで始めた、数秒のメロディを作ったことをキッカケに、徐々に音楽製作ができるようになっていきました。

多くの曲を作ったり、DTMのスクールに通ったりする中で、作曲には主に2つの方法があることが分かりました。

そこで今回は、作曲するための2種類の方法について説明します。

↓記事の内容を、動画でも説明しています。画面中央の再生ボタンを押して、ご覧ください。

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方法1:理論を学んで作る

1つ目の方法は、理論や理屈を学んで、それに沿って音楽を作る方法です。

音楽の世界では、「音楽理論」というものが確立されています。

音楽理論は主に、「コード」と呼ばれる、和音の作り方や使い方をまとめたものです。

和音は例えば、「ド・ミ・ソ」の音を同時に鳴らすようなものです。

 

音楽理論では、美しい響きを出すことができるコードをどのようにして作るか、理論的にまとめられています。

そして、そのコードをどのように変化させて使うかという、「コード進行」についても、その作り方や定石がまとめられています。

コード進行を先に作ると、曲の雰囲気が出来上がっていきます。

そして、多くの場合、そのコード進行に対して、メロディを乗せていく形で作曲をしていきます。

 

これは、風景の中に人物がいる絵を描くことを考えると分かりやすいです。

風景を描くと、絵の全体の雰囲気が決まります。

そして、そこに表情や動きが豊かな人物を描きます。

 

それと同じように、音楽理論から作曲する場合は、曲の雰囲気を形作るコードを先に決め、

それに対して変化に富んだメロディを乗せていく感じで曲を作っていきます。

 

音楽理論を学び、コードやコード進行の作り方を学べば、自分が表現したい曲の雰囲気や

響きを素早く作ることができます。

 

ただ、その一方、コードやコード進行を使いこなせるようになるには、

音楽理論を基礎から学び、理解する必要があります。

これにはある程度、時間と労力がかかります。

また、多くの専門知識や、音楽理論独特の概念を理解する必要があります。

このため、音楽理論を難しいと感じ、勉強を辞めてしまう人は少なくないです。

 

また、いい曲を作るには、コード進行だけ作れればいいわけではありません。

コード進行に乗せる、メロディを作るセンスを磨く必要があります。

実は、音楽理論を学んでも、効果的なメロディ作りの方法まで学べない場合があります。

これは、コードに比べて、メロディを作るパターンがあまりにも多すぎて、理論としてまとめあげるのが困難であるからです。

 

そのため、良いメロディを作るために、音楽のセンスを磨いていく必要があります。

音楽のセンスを磨いていけば、感覚的に、聴いていて心地よかったり、気持ちいいと感じたりするメロディを作りやすくなるからです。

感覚的にそのようなメロディを体感できるようになれば、理論を必要とせずとも、良いメロディを作ることができます。

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方法2:感性を磨いて作る

理論を学んで作曲する方法に対して、専門的知識を必要とせず、たとえ素人でもすぐに作曲につながるスキルを磨く方法があります。

これは、僕がやっている、「感性を磨いて作る」という方法です。

 

これは、ちょっと分かりにくいかもしれませんが、要は「素晴らしい曲の模倣から始める」という方法です。

平たく言えば、いい曲の「耳コピ」をしましょう、というものです。

「耳コピ」は、「耳コピー」の略で、耳で聴いた音楽を作曲ソフトやアプリで再現することです。

 

この方法は、音楽理論を基にした作曲法に比べて、一般的になっていないのでピンとこないかもしれません。

しかし、これは上手に絵を描こうと思ったときにどうするかを考えると、分かりやすいです。

 

絵を上手くなろうとするとき、多くの場合、風景を模写したり、上手に書かれた絵を真似したりします。

大好きな漫画のキャラクターを真似して描くということは、多くの人は経験があると思います。

耳コピは、絵で言う「模写」の音楽版といった感じです。

 

模写をするには、真似したい絵の特徴を正確に捉えるために、視覚に神経を集中させます。

音楽の場合も同じように、良い曲を耳コピするには、自分の耳に全神経を集中させる必要があります。

このため、感性が磨かれていくのです。

 

この方法では、自分が良いと思ったメロディを直接真似するので、理屈抜きにメロディセンスを磨いていくことが可能です。

また、作曲をするときには、理屈や理論を挟みません。

そのため、直感で良いメロディを、スピーディに作っていくことができます。

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感性で曲作りをするメリット

耳コピを基本に、感性を磨いて曲作りをすると、様々なメリットがあります。

 

良いメロディやリズムパターンを、直接頭に蓄積できる

耳コピをすると、自分が良いと思った曲のメロディやリズムを直接頭に蓄積していくことができます。

そして、作曲するときは、メロディを部分的に組み替えて独自の曲を作っていきます。

頭の中にある、数多くのメロディ・リズムパターンが既にあって、それらを自由に繋ぎ合わせていく感じです。

このとき、理屈を挟まない分、メロディや曲をすぐにイメージすることができます。

 

自由に作曲をすることができる

音楽理論に基づいて作曲をする場合、「このパターンで作るのが定石」「この音を使ってはいけない」など、様々なルールが存在します。

そして、そのルールに照らし合わせ、自分が作る曲が正解かどうか確認することになります。

しかし、感性に基づいて作曲する場合、自分が良いと感じるメロディやリズムを作っていくので、自由に作品を作ることができます。

理論に基づいて正解に照らし合わせることなく、自分で答えを創っていくことになります。

自由に曲作りをするのは、本当に楽しいです。

また、自分の感性に基づいて曲作りをしていくので、独自性を高めて作品を作ることができます。

 

天才っぽくなる

感性に基づいて作曲をすると、説明が上手くできないんだけど、良いメロディが感覚的に分かるという状態になります。

そのため、ちょっと天才っぽくなります。

しかし、これは訓練をすれば多くの人が出来ることです。

 

僕も、小さい頃から音楽の才能がすごかったり、両親が音楽に秀でていたりしていたわけではありません。

耳コピを始めるまでは、音楽の成績は普通でしたし、自分が作曲するなんて考えもしなかったです。

ですから僕は、感性を磨けば人間にはすごいことが出来るという、素晴らしい可能性があると信じています。

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感性で曲作りをするデメリット

様々なメリットがありますが、一方で以下に示すデメリットもあります。

 

耳コピをするのに高い集中力と根気が必要

最初に耳コピをして、感性を磨くときに、高い集中力と根気が必要となります。

特に音楽は、音が時間と共に常に変化しています。

絵の場合は、静止しているので、じっくり見て特徴を観察することができます。

しかし、音楽は変化し続けるため、高い集中力を維持して何度もメロディを聴く必要があります。

このようなことを、最初は辛抱強く行う必要があります。

しかし、それを乗り越えて、メロディやリズムを捉えることができれば、作曲力がメキメキと付いてきます。

 

一般性・普遍性に乏しくなる

感性に基づいて曲作りをすると、自分らしさが出せる分、一般性や普遍性に乏しくなりがちです。

早い話、一般受けする曲が創りにくくなる場合があります。

逆に、音楽理論を学べば、多くの人に受け入れられやすい響きが出せるコードや、一般的なコード進行を学ぶことができます。

これによって、数多くの人に受け入れられやすい曲を作りやすくなります。

 

しかし、現代はインターネットやSNSが普及し、個人の趣味・嗜好が多様化しているため、普遍的な音楽よりもむしろ個人の嗜好にマッチした音楽が好まれます。

以前は、テレビやラジオを通じて、多くの人が同じアーティストを好きになっていました。

しかし、今は例えばYouTubeを通じて、自分好みのアーティストを好きになることもあります。

このように、あなたが趣味にしろ、プロを目指すにしろ、自分らしさに拘った作品を作ってもそれを支持してくれる人と出会える可能性はあります。

「類は友を呼ぶ」という言葉があるように、世界は広いです。

インターネットで作品を公開すれば、世界中の人に発信することが出来るのです。

仮にマニアックな曲だとしても、自分の作品を好きになってくれる人は居ます。

 

メロディや曲の成り立ちを上手く説明できない

感性に基づいて作品を作ると、理屈抜きに曲を作るので、「何で出来るか」を上手く説明できません。

そのため、人に自分の曲作りについて話すとき、「何かこう、いい感じに作る」という、全く説明になっていない説明になります。

ただ、人に曲の作り方を教えるような立場にならない限り、自分が思い描く曲を作れば、問題ありません。

 

既に見つけられた、数多くのコードやコード進行を見つけにくくなる

自分の感性にばかり拘っていると、既に見つけられた数多くのコードやコード進行を見つけにくくなります。

逆に、音楽理論では、有効なコードやコード進行が既にまとまっています。

そのため、学べばすぐに自分の作品に役立てることができます。

しかし、感性に基づいた曲作りをしたとしても、必要に応じて音楽理論を学べば問題ありません。

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まずは、耳コピをしてみよう!

というわけで、もし感性に基づいて作曲をしたいと思うなら、まずは耳コピをしてみましょう。

耳コピ関連の記事も、僕のサイトには掲載しています。

是非、こちらも読んでみてください。

「耳コピの仕方・やり方・コツとは?初心者向けの方法を詳細解説!」

 

ただ、耳コピは感性に頼った作曲の第一歩です。

本格的な曲を作っていくためには、それ相応の知識やテクニックは必要です。

僕のサイトでは、僕が今まで培ってきた作曲法を、数多く公開しています。

是非、参考にしてみてください。

しかし、その数は軽く100を越えています。

そのため、全部を読んでいくのにはなかなか時間がかかります。

 

そこで、僕のサイトに載っている知識やテクニックを、順番に見ていくだけで学ぶことができる

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まとめ

ここまで説明してきたように、作曲をするには主に2種類のやり方があります。

その内、僕がやっている感性に基づいて作曲する方法は、自由な曲作りが出来るのでオススメです。

これまで僕が培ってきた作曲法は、DTM作曲に役立つ合計15本・6時間21分を超える動画レッスンで公開しています。

興味があれば是非、チェックしてみてください。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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