現在はスマホのアプリなどで、手軽に作曲をすることができるようになりました。
しかし、パソコンで本格的な作曲をしてみたいと思ったとき、実際にどのようにして作るのか知る機会は少ないと思います。
僕も本格的にパソコンで作曲を始める前は、全くわかりませんでした。
しかし現在は、パソコンでの作曲に慣れ、頭で思い描いたメロディを形に出来るようになりました。
実は、プロも使っている本格的な作曲ソフトでも、打ち込みの流れは難しくありません。
今回は、普段どのようにパソコンで曲を作っているのか説明します。
もくじ
パソコンでメロディを打ち込むときの流れ
これまで、いくつかの作曲ソフトを使ってきました。
しかし、何のソフトを使うにしてもメロディを作っていくときの流れは変わりません。
基本的に、下記の流れで作っていきます。
メロディが頭に浮かぶ
↓
浮かんだメロディをパソコンで打ち込む
↓
打ち込んだメロディを再生して確認する
曲を作る手順は人それぞれ違うと思いますが、僕はまずメロディを先に頭で思い描きます。
他には、「コード」と呼ばれる和音を先に考えて、パソコンに打ち込む人もいます。
いずれにしても、頭でどのような曲にしたいのかイメージすることが大切です。
作りたい曲のイメージが無ければ、形にしようがないからです。
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メロディが頭に浮かぶ
メロディと言っても、1曲分すべて思い付く必要はありません。
数秒間のメロディであっても、思い付いたなら、ひとまず打ち込んでみてもいいと思います。
「どうしてもメロディが思い付かない!」
という場合は、下記の記事を見てみてください。
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浮かんだメロディをパソコンで打ち込む
パソコンを起動して、作曲ソフトを立ち上げます。
僕は普段、Cubaseという作曲ソフトを使っています。
実際にメロディを打ち込むには、下記の手順を必ず行います。
1:プロジェクトを作成する
2:MIDIトラックを作成する
3:MIDIイベントを作成する
4:メロディを打ち込む
プロジェクトを作成する
作曲ソフトを立ち上げて、プロジェクトを作成
「マスタリング」を選択
まだ何も打ち込んでいない画面が表示される
まず、メロディを打ち込むために、楽曲データを保存するための「プロジェクト」を作成します。
プロジェクトとは、曲の編集データがひとまとまりになったデータです。
楽譜を入れるための、大きなケースを用意するようなものと考えればいいと思います。
プロジェクトを作成した段階では、まだ楽器データは何もない状態です。
MIDIトラックを作成する
次に、トラックを作成します。トラックは、曲を編集するときの1つの単位です。
トラックは大まかに分けて、譜面を作成するMIDIトラックと、実際の音が記録されるオーディオトラックの2種類が存在します。MIDIとは、メロディなどを記録するデータ形式です。
ここでは、メロディを打ち込みたいのでMIDIトラックを作成します。
「MIDIトラックを追加」を選択
MIDIトラックが追加されました
トラックは基本的に、1つの楽器に対して1つ作成します。
先程作成したプロジェクトがケースなら、トラックは各楽器の楽譜を入れるファイルのようなものです。
ケースの中に、様々な楽器の楽譜が整理されずにしまってあったら訳がわからなくなると思います。
楽譜が楽器ごとにファイル分けされていたら、管理もしやすいですよね。
それと同じように、譜面データも楽器ごとにトラック分けして管理します。
MIDIイベントを作成する
MIDIトラックを作ったら、今度は音符を打ち込んでいくための「MIDIイベント」という枠を作成します。
画面上部のメニューから、鉛筆マークを選択。
MIDIイベントを追加したいところをマウスで選択して、MIDIイベントを作成
MIDIイベントは、実際に譜面を書いていく紙のようなものです。
紙が無いと、文字を書きようが無いですよね。
「どれだけ枠を作るんだ!」「めんどくさそう」という声が聞こえてきそうですが、大丈夫です。
慣れてしまえば、「ふぁ~」とアクビをするレベルで作れます。
これだけの手順があるのは、後で編集をしやすくするためです。
トラック分けがされていれば、楽器ごとの編集がしやすくなります。
また、MIDIイベントは同じトラックの中で複数作ることができます。
1つのトラックの中で同じメロディをコピーするなどの作業は、MIDIイベントごとに行うとやりやすいです。
これで、メロディを打ち込む準備ができました。
メロディを打ち込む
MIDIイベントを開いて、ピアノロールが表示された状態
MIDIイベントを開くと、ピアノロールといって、左側にピアノの鍵盤を縱にしたものが表示されている画面が現れます。
ピアノロールは、オルゴールのように左側から右側に向かってメロディが流れていきます。
下から上に移動するにつれて、高い音がなるようになっています。
ここで、思い付いたメロディをマウスでクリックして打ち込んでいきます。
「ドレミファソラシド」と打ち込んだ状態
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打ち込んだメロディを再生して確認する
最後に、打ち込んだメロディを再生して、思った通りになっているか確認します。
このとき、思った通りに打ち込めたけれど、どうもしっくりこない場合もあります。
そのようなときは、音符の高さや長さを調節して、よりイメージに合ったものにしていきます。
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まとめ
ここまで説明してきたように、思い描いたメロディを打ち込んで、再生して確認するというのが曲作りの基本的な流れです。
これを、複数の楽器に対して行っていくことで、より本格的な曲になっていきます。
是非、作曲にチャレンジしてみてください。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
