【DTM/ミキシング/REVERB】複数リバーブで奥行きを出す使い方/かけ方/設定のコツ

パソコンで作曲をすることを、DTM(Desk Top Music)と呼びます。

 

DTMで作曲をしていると、「奥行きのある音がどうしても作れない」「安っぽい音に聞こえてしまう」と感じてしまうことはないでしょうか。

僕も以前、そのような悩みを抱えていました。

どうしたら、プロの作品のように迫力のあるサウンドに出来るかわかりませんでした。

 

そこで、DTM作曲について調べたり、スクールで学んだりすることで、本格的なサウンドの作り方がわかってきました。

今回は、クオリティの高い曲を作る1つの方法として、「リバーブ」と呼ばれるエフェクトを用いた方法について説明します。

↓記事の内容を、動画でも説明しています。画面中央の再生ボタンを押して、ご覧ください。

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リバーブとは

DTMにおいて、奥行きを出し、深みのある音を作るにはリバーブというエフェクトを使用するのが効果的です。

リバーブとは、残響を再現するエフェクトです。

残響とは、例えば広い部屋で音を鳴らしたときの、音の響きのことです。

 

この響きは例えば、6畳間の部屋と大ホールで、「パン!」と手を叩いたときの、響きの違いをイメージするとわかりやすいです。

6畳間の部屋であれば、「パン!」と叩いた音はすぐに鳴り止みます。

しかし、大ホールで手を叩いたときは「パァァァーーンッ」と音が響きます。

これは、最初に叩いた手の音が、広いホールの壁から無数に跳ね返ってくるからです。

この跳ね返ってきた音が「残響」であり、これをパソコン上で再現するのが「リバーブ」です。

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壁との距離を調節する「プリ・ディレイ(Pre-Delay)」

リバーブには、効果のかかり具合を決める、様々なパラメータ(設定値)があります。

まず、大切なのが「プリ・ディレイ(Pre-Delay)」です。

 

プリ・ディレイとは、音が鳴ってから、その音が壁から反射して1番最初に戻ってくるまでの時間です。

「プリ(Pre)」は「~の前の(前に)」という意味です。

また、「ディレイ」は、壁から返ってきた「反射音」を指します。

 

つまり「プリ・ディレイ」は、「反射音の前の」という意味です。

プリ・ディレイは時間を表す数値なので、「反射音の前の時間」という意味となります。

このプリ・ディレイの値を調整することで、音が発せられる場所と壁がどのくらい離れているかを決めることができます。

 

プリ・ディレイの値が大きいほど、元の音と残響音が分離します。

これにより、元の音が聴こえやすくなるので、音の輪郭をハッキリさせることができます。

そのため、自分に近い所で鳴っている音や、ハッキリと聴かせたいボーカルやバスドラムの音には、プリ・ディレイの値を他と比較して大きくするといいです。

 

逆に、プリ・ディレイの値が小さいほど、元の音と残響音の区別がしにくくなります。

これによって、音が背景に溶け込むようになります。

そのため、ボーカルなどの目立たせたいパート以外は、比較的プリ・ディレイの値を0に近づけると良いです。

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残響の響きやすさを調節する「リバーブ・タイム(Reverb Time)」

プリ・ディレイの次に大切なのは、「リバーブ・タイム(Reverb Time)」というパラメータです。

これは、残響がどれ位の時間持続するかを設定するものです。

 

リバーブ・タイムが長い場合、音が響きやすいことを意味します。

広い部屋ほど、残響音が長く持続します。

 

例えば、普通の部屋より広い教会の方が音が響きやすいですよね。

 

音は、壁や物にぶつかって反射する毎に減衰していきます。

狭い部屋の場合、短時間の内に何度も音が壁に反射するため、すぐに残響音が減衰します。

広い部屋の場合、空間が広く壁同士の距離が長いため、壁にぶつかって音が減衰しきるのに時間がかかります。

そのため、リバーブ・タイムを長くとると、広い部屋を演出できます。

 

また、音を反射しやすいタイルやガラスの素材が多いことも、響きやすさに関係します。

このような素材は、何回も音を反射するため、2回・3回と壁を跳ね返った音が後から聴こえるからです。

このように、遅れて聴こえる反射音が多いほど、より残響の時間が長くなります。

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複数のリバーブを使用した、おすすめ設定

奥行きがあって迫力のある音を出すためには、複数のリバーブを使用するのが効果的です。

パソコン上で表現する残響よりも、実際の残響の方が様々な反射音が複雑に発生します。

そのため、単一のリバーブを使うより複数のリバーブを用いた方が、実際の残響のような複雑でリアルな音を再現することが出来るのです。

 

具体的には、リバーブ・タイムを4段階設定し、以下の4つのリバーブを用意します。

そして、それぞれの音量を調節することで、深みのある音を出すことが出来ます。

これらのエフェクターを使うときは、それぞれの残響音を個別で付加させるため、インサート方式ではなくセンド方式で使用します。

 

インサート方式は、元の音をそのまま変化させるエフェクターの使い方です。

一方、センド方式は、元の音を残してエフェクト音を付加する方法です。

 

インサート方式・センド方式の違いや、センド方式のメリットについては、下記の記事で詳しく記載しています。

是非、こちらもご覧ください。

DTMでエフェクトを効果的に使うための2種類の使用法

「DTMでエフェクトをセンド方式で使う4つのメリット」

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4つのリバーブは、それぞれ以下のようなパラメータにします。

1:超近距離用
リバーブ・タイムは、0.1秒~0.2秒程度にします。

2:近距離用
リバーブ・タイムは、0.4秒~0.7秒程度にします。

3:中距離用
リバーブ・タイムは、1秒~2秒程度にします。

4:長距離用
リバーブ・タイムは、2.2~4秒程度にします。

 

1と2は、すぐに返ってくる音です。これらをうまく調節すると、元の音がよりはっきりと聞こえます。
絵に例えると、描いた物体に影をつけて、よりくっきりとさせる感じです。

そのため、3と4に比べてプリ・ディレイの値は大きめにします。

 

3と4は、遠くの壁から返ってくる音になるので、音を響かせるために使います。

1と2とは正反対に、他の音に馴染ませる役割があります。
絵に例えると、物体の輪郭をぼかして、背景に馴染ませる感じです。

そのため、1と2に比べてプリ・ディレイの値は小さめにします。

 

これら4種類のリバーブを使用し、ボーカルやギターなど各パート毎に、それぞれのリバーブの音量を調整して、自分の作りたい音に近づけていきます。

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まとめ

ここまで説明してきたように、複数のリバーブを重ねがけすることで、深みのある楽曲を作ることが出来ます。

 

是非、試してみてください。

 

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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