作曲でリズムパターンを決める上で大切な「拍子」とは

作曲をするとき、曲のリズムを作っていくことが必要となります。

その上で大切なのが、「拍(はく)」や「拍子(ひょうし)」です。

 

これらがどういうものなのか、今ひとつ分からない方もいると思います。

 

僕も、音楽を始めたときはそうでした。

しかし、現在は曲作りをする中でそれらがどういうものか、そしてその大切さがよく分かるようになりました。

 

そこで今回は、作曲でリズムを形作る上で大切な「拍(はく)」や「拍子(ひょうし)」について、説明したいと思います。

↓記事の内容を、動画でも説明しています。画面中央の再生ボタンを押して、ご覧ください。

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リズムとは?

「拍(はく)」や「拍子(ひょうし)」について、よく理解するには、そもそもリズムというものが何なのかを知る必要があります。

 

音楽でいうリズムとは、一定の間隔やパターンで鳴る音の繰り返しです。

規則的な音が、ずっと繰り返されるのが特徴です。

 

音楽では、この規則性がとても重要です。

規則性のある音を聴くと、人間は心地よさや楽しさ・安心感・ノリなどを感じます。

 

では、なぜそのように感じるかというと、音に規則性があるとこれからどうなるかが予測できるからです。

そのため、安心感が生まれます。

 

このため、規則性があるリズムを聞くと、心地よさや楽しさを感じることができるのです。

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電車と山道を走る車

これは、電車に乗っているときと、舗装されていない山道を車で運転するときの違いを考えると分かりやすいです。

 

電車に乗っているとき、つい気持ちよくなって眠ってしまった経験は無いでしょうか?

僕も、度々寝てしまうことがあります。

 

これは、電車に乗っているときの車体の揺れに規則性があり、リズムがあるからです。

 

電車は基本的に同じスピードで走るため、線路の継ぎ目を越えるときに車体が揺れます。

この揺れは同じ間隔でやってくるため、規則性があります。

そのため、乗っている人はどのように揺れがやってくるか予測できるため、安心して眠ってしまうのです。

 

一方、舗装されていない山道を走る車に乗っていると、ガタガタと不規則な揺れがやってきて、とても安心して眠ることができません。

 

不規則に車体が揺れ続けるため、どのように揺れるか予測できず、安心できないからです。

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拍は、リズムの基本単位

拍は、一定の間隔でやってくる音の連続

このように、規則性があるものに人間は安心感や楽しさを感じます。

 

音楽も同じように、規則性のあるリズムが最も基本となります。

そして、最も基本的なリズムが、一定の間隔でやってくる音の連続です。

この一つ一つの音のことを、「拍(はく)」といいます。

 

拍は、リズムの基本単位と言えます。

ただ、音楽の場合、拍は必ずしも実際に音が鳴っている必要はありません。

音楽を聴いている人が、体でリズムを取るなどして、拍を感じることができればいいです。

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拍子は、一定の数の拍の集まり


拍子は、一定の数の拍の集まりで、音楽のリズムを形成する基本単位です。

 

基本的な拍子として、2拍子や3拍子があります。

また、ポピュラー音楽で広く用いられている4拍子があります。

 

2拍子なら2つの拍、3拍子なら3つの拍が1セットで拍子となり、それがずっと繰り返されます。

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2拍子

2拍子は2つの拍が1セットになったものです。

「ワン・ツー、ワン・ツー」「イチ・ニ、イチ・ニ」といった感じで、1拍目と2拍目のセットがずっと繰り返されます。

 

2拍子は、音楽では行進曲などで使われます。

行進曲は、大勢の人が足並みを揃えて歩行するための音楽です。

そのため、2拍子の「ワン・ツー、ワン・ツー」のリズムに合せて、足を「右・左!右・左!」という感じに動かして歩行するのです。

 

その他、音楽ではありませんが、2拍子は「稲作のリズム」として、日本人に古くから親しまれていると言われています。

 

稲刈りをするときに、鎌を振りかざして切る、「イッチニッ、イッチニッ」という掛け声や、杵(きね)でお餅をつくときの「ヨイッショッ、ヨイッショッ」というリズムがまさに2拍子になっているからです。

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3拍子

3拍子は、3つの拍が1セットになったものです。

「イチ・ニ・サン、イチ・ニ・サン」といった感じで、1拍目と2拍目と3拍目のセットがずっと繰り返されます。

 

こちらは、西洋で生まれた拍子とされています。

主に使われていたのは、キリスト教の教会で神様に捧げる賛美歌です。

 

西洋では、「3」の数が完全な数字と考えられていました。

3要素や3原則など、図形では3角形など、物事は3で考えるのが完全であるとされていたのです。

そのため、神に捧げる音楽も「3」を元に作り、完全なるものにする必要がある。

ということで、3拍子が使われていたとされています。

 

その他、宮廷などで行われる舞踏会で使われるワルツが3拍子です。

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強拍と弱拍

拍子をより理解する上で必要なのが、強拍と弱拍というものです。

 

「強拍(きょうはく)」は、拍子の一番はじめの拍です。

2拍子なら「イチ・二」の「イチ」、3拍子なら「イチ・ニ・サン」の「イチ」です。

 

強拍は、拍子の拍の中で、一番強く感じる拍です。

自分が、二拍に一度強迫を感じれば2拍子になるし、三拍に一度感じれば三拍子に聴こえます。

 

つまり、自分の感じ方によるもので、実際に大きな音が鳴るとは限りません。

 

一方、強拍以外の拍は「弱拍(じゃくはく)」と呼ばれます。

二拍子なら「イチ・ニ」の「ニ」、三拍子なら「イチ・ニ・サン」の「ニ・サン」です。

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ポピュラー音楽で一般的な、4拍子

4拍子は、ポピュラー音楽でよく使われている拍子です。

これは、2拍子が元になっています。

 

日本人は昔から稲作を営んでいることから、2拍子が馴染んでおり、そのため2拍子を元にした4拍子は広く日本のポピュラー音楽で親しまれています。

 

4拍子は、2拍子を二つ繋げた複合的な拍子です。

2拍子だと、行進曲など士気を高める音楽には向いています。

しかし、日常的な娯楽目的で聴く音楽としては少し不向きです。

拍子の拍も2つだけなので、拍子の繰り返しが忙しく、ちょっと堅い印象になるかと思います。

 

そこで、2拍子を二つ繋げて4拍で1セットにすると、拍子の繰り返しが穏やかになります。

そのため、よりゆったりした曲を作りやすくなります。

もちろん、曲のテンポを速くすれば、激しめの曲も作ることができます。

 

4拍子は、2拍子を二つ連結した拍子ですが、こちらも1拍目が強拍となります。

 

また、1拍目と3拍目が同じ位強く感じてしまうと、2拍子と変わらなくなってしまいます。

そのため、3拍目は中強拍(ちゅうきょうはく)といって、強拍と弱拍の中間くらいの強さで感じる拍となります。

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音楽は、拍子や拍に沿って作られる

音楽では、拍子が繰り返しつづけます。

2拍子なら2拍1セット、3拍子なら3拍1セット、4拍子なら4拍1セットが延々と続きます。

 

そして、メロディは、拍子や拍に合わせて作られるのが基本です。

 

例えば、4拍子の「かえるのうた」を例に考えてみましょう。

 

かえるの歌は「かーえーるーのー、うーたーがー」のように、1つの拍に合せて1つの音が鳴ります。

また、「かーえーるーのー」で1つの拍子が終わり、「うーたーがー」で次の拍子に入ります。

このため、歌詞の意味としてもわかりやすいところで区切られています。

 

このように、メロディや歌詞が、拍子や拍に合わせて作られていきます。

そのため、音楽の基本単位は、拍子であるといえるのです。

 

もちろん、1拍に対して1つの音を鳴らしているだけでは、ちょっと単調な曲になってしまいます。そのため、実際にはもっと細かい間隔で音を鳴らしてメロディが作られます。

 

しかし、音楽の基本的なリズムとしては、拍子が基準となります。

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拍の感じ方について

拍を感じる強さは、聴いた人がどう感じるかによって変わってしまいます。

 

例えば、同じメロディであっても、人によって2拍子に感じたり、4拍子に感じたりすることはできます。

 

そのため、作曲者が「この曲はどの拍子で聴いてもらいたいか」をはっきりさせるために、楽器の演奏によって、メロディやリズムにアクセントを作り、何拍子かわかるようにします。

 

例えば、行進曲では2拍に一度メロディやリズムにアクセントが入るようになっています。

そのため、聴き手は明確に2拍子であると判断できるのです。

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まとめ

ここまで説明してきたように、リズムの基本単位として拍が存在します。

また、一定の数の拍の集まりによって、拍子と呼ばれる音楽の基本単位が作られます。

そして、ポピュラー音楽では、4拍子で曲が作れるのが一般的です。

 

また、音楽は拍子や拍に沿ってメロディや歌詞が作られます。

 

これらのことを意識して作曲を行うと、より音楽が作りやすくなります。

 

是非、参考にしてみてください。

 

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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