DTMでプロ志向なら、機材費はまずパソコンにかけよう!

パソコン上で音楽を作るDTMで、本格的な曲を作ったりプロになりたいと思ったりしたとき、機材は何にお金をかけるべきか、最初はよくわからないと思います。

僕も、DTMをはじめたころはそうでした。

インターネットで調べてみても、様々な種類の機材が紹介されていたり、人によって必要と言っている機材が違っていたりして頭が混乱したものです。

しかし、現在は自分の作りたい曲の方向性も決まり、納得できるクオリティの作品も作れるようになりました。

そして、自分がDTMでやりたいことをする上で、どんなものにお金をかけるのがいいのか分かる様になりました。

そこで今回は、僕の経験から分かった、DTMでお金をかけるべきものについて説明します。

パソコンはDTMの基本

僕は、DTMで本格的に曲作りをする場合、作曲ソフトやその他の機材よりも、まず十分な性能のパソコンを購入するのがいいと考えています。

これは、DTMはパソコンで行うため、よく考えたら普通のことです。

しかし、これは意外に気がつきにくいことと思います。

例えば、まずは高価なDAW(ダウ)が必要と思う場合があります。

DAWとは、Digital Audio Workstaion(デジタル・オーディオ・ワークステーション)の略で、いわゆる作曲ソフトのことです。

DAWは、DTMをする上で最低限必要なものです。

しかし、有料の製品であれば、どのメーカーが発売しているものもあまり性能に違いはありません。

また、どのソフトを使っても、大まかにできることは同じです。

違いといえば、細かな使い方や機能、最初から使える音源くらいです。

音源とは、DAWで使える楽器のことです。

しかし、ここからが大切なのですが、DAWで本格的に作曲を行おうとするとパソコンに大きな負荷がかかります。

それだけ、刻一刻と変化する「音」を編集したり加工したりするのは、膨大な計算を行う必要があるからです。

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DTMは負荷が大きいため、安物のパソコンだとすぐフリーズする

DAWを使用するとき、パソコンに大きな負荷がかかるのは、音に様々な効果を与えるときやリアルな音源を使用するときです。

例えば、あたかも広いホールで音が響いているような音を再現するとき。

刻一刻とその音を再現するため、大きな計算処理が必要となります。

あるいは、リアルなギター音源を使用するとき。

より生演奏に近い音源は、実際の演奏を録音した音を使っています。

そのため、事前に録音されている大量のデータを読み込むため、パソコンに大きな負荷がかかります。

これらのように負荷が大きい処理をすると、安物で低い性能のパソコンでは処理が追いつかず、すぐに画面が固まってしまいます。

いわゆる、フリーズ状態です。

これは、腕力の無い人に、物凄く重い荷物を運ばせるようなものです。

途中で動かなくなるので済めばまだいいですが、最悪パソコンが壊れてしまうことさえあります。

僕は以前、あまり性能の高くない、安いパソコンでDTMをしていました。

そして、何度も画面が固まりました。

また、突然画面が真っ青になり、壊れかけたことがありました。

そうなってしまうと、もし作業データを保存できていなかったら、やってきたことがパアになってしまいます。

して、それまでかけてきた時間が無駄になります。

また、「いつフリーズするだろうか?」という不安と共に作業しなければならなくなるため、精神的にもよくありません。

これらのことから、DTMで本格的な曲を作ろうとする場合は、まず十分な性能のパソコンを用意する必要があります。

もちろん、あまり高度な作業をしないのであれば、性能の高くないパソコンでもかまいません。

しかし、いずれプロになりたいと思っているのであれば、高性能のパソコンは必須となります。

一般的に、ノートパソコンよりデスクトップパソコンの方が処理性能が高いとされています。

しかし、十分な性能があればどちらでも良いと思います。

僕は、場所も取らず使いやすいのでノートパソコンを使用しています。

ノートパソコンでも、問題なく作業が出来ています。

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自分の曲作りの方向性で、必要な機材は変わる

最低限十分な性能のパソコンとDAWがあれば、DTMで作曲を行うことができます。

そして、その上で必要に応じてその他の機材を購入するといいです。

自分がどのような活動をするか、その方向性で必要な機材は変わっていきます。

僕も、始めはパソコンしかありませんでした。

それから、段々とやりたいことが増えるにしたがって、必要な機材を購入するようになりました。

以下、各ケースによって必要な機材です。

他にも様々な機材がありますが、よく使われるのは以下のものがあります。

録音をする場合

歌や楽器演奏した音を録音する場合、パソコンに音を取り込むための「オーディオインターフェイス」が必要となります。

詳細については、「DTMをするとき、オーディオインターフェイスは別に無くても良い」の記事をご覧下さい。

歌を録音する場合

歌を歌って録音する場合、「マイク」「マイクケーブル」が必要となります。

詳しくは、「DTMで歌を録音するために最低限必要な機材とは」の記事に記載しましたので、ご覧下さい。

スピーカーで音を出す場合

パソコンの音をスピーカーで鳴らして確認したい場合、オーディオインターフェイスが必要となります。

こちらも詳細は、「DTMをするとき、オーディオインターフェイスは別に無くても良い」の記事をご覧下さい。

鍵盤演奏するように、打ち込みがしたい場合

マウスを使うのではなく、ピアノの鍵盤で演奏するように打ち込みをしたい場合、「MIDIキーボード」が必要となります。

ピアノ演奏に慣れている人であれば、こちらを使うと入力がかなり速くなります。

ちなみに僕は、個人的好みでマウスを使っています。

以前使ってみましたが、イマイチしっくりきませんでした。

一度は使ってみて、自分に合っているか確かめると良いと思います。

DAWの音源で満足できなくなった場合

DAWにはじめから入っている音源では満足できなかくなった場合、あとから他社製の音源を買い足すことができます。

これにより、よりリアルだったり、豪華だったりする音が作れます。

僕は、バンド系の曲をよく作るので、ギター・ベース・ドラムの音源を追加で購入して使っています。

これは、自分が作りたい曲のジャンルによって変わってきます。

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まとめ

ここまで説明してきたように、DTMでプロを目指すのであれば、まずは十分な性能のパソコンを用意するのがいいです。

そして、その後で自分の好みのDAWと、必要に応じてその他の機材を購入するといいです。

これによって、無駄なく自分のやりたい活動環境を作ることができます。

是非、参考にしてみてください。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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