パソコンで作曲をするとき、ドラムパートの中に「ハイハット」の音があると思います。
ハイハットは、リズムを刻むときなどに使うシンバルの一種です。
これには数種類の音があるのですが、どんなものかよくわからないと感じたことはありませんか?
僕も以前、今ひとつよくわからないで打ち込みをしていました。
しかし、詳しく調べていく内、ハイハットには複数の種類の音があることがわかりました。
そして、それぞれ意識的に使い分けることで、より表現の幅が広がりました。
今回は、ドラムセットの中のハイハットについて説明します。
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ハイハットとは?
ハイハットは、ドラム奏者が座ったときに、主に左側に配置されているシンバルの一種です(写真の赤丸がハイハットです)。
主に、リズムを刻むときに使われます。
最も低い音が出せるバスドラムと、交互に鳴らされることが多いです。
「ドン、チッ、ドン、チッ、ドン、チッ…」というドラムのリズムの、「ドン」の音がバスドラムで、「チッ」という音がハイハットです。
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ハイハットは、2枚で1セット
二枚のシンバルが上下逆さまにセットされている
他のシンバルが一枚であるのに対して、ハイハットは上下二枚で1セットになっているのが特徴です。
下側には足で踏むペダルがついていて、これをグッと踏むと上側のシンバルが下りてきます。
そうすると、二枚のシンバルがくっつく仕組みになっています。
この二枚のシンバルを閉じたり開いたりすることで、出せる音が変わってきます。
以下、代表的なハイハットの音の種類について説明します。
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クローズハイハット
クローズハイハットは、ペダルを踏み、二枚のシンバルが閉じた(=クローズ)状態で、スティック(バチのこと)で叩いたときに出る音です。
パソコンで曲を作るときに使われるデータ形式のMIDIでは、F#1の高さの音に割り当てられています。
ハイハットが閉じている状態なので、ほとんど音が響きません。
「ツツツツ…」という感じの、固い音が鳴ります。
落ち着いた音なので、主に曲が盛り上がる前で使われることが多いです。
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オープンハイハット
オープンハイハットは、ペダルを踏まない状態で、二枚のシンバルが開いている(=オープン)ときにスティックで叩いた時に出る音です。
MIDIでは、A#1の高さの音に割り当てられています。
ハイハットが開いた状態なので、音がよく響きます。
「シャンシャンシャン…」という感じで、派手な音が鳴ります。
このため、曲が盛り上がっているときに使われることが多いです。
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ペダルハイハット
ペダルハイハットは、足でペダルを踏むことによって、二枚のシンバルが閉じたときに鳴る音です。
MIDIでは、G#1の高さの音に割り当てられています。
シンバルが閉じたときに音がなりますが、同時に響きが押さえられます。
そのため、「シャッシャッシャッ…」という感じで、引き締まる感じの音が鳴ります。
ペダルハイハットは、音の激しさとしてはクローズハイハットとオープンハイハットの中間くらいです。
実際に鳴らして聞いてみて、自分が使ってみたいところで試してみるといいと思います。
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曲調や場面によって使い分ける
実際にドラムを演奏する場合、これら三種類の叩き方をどのように使い分けるかのルールは存在しません。
ある程度セオリーはあるかもしれませんが、叩き方はドラマーのセンスに任せられています。
そのため、打ち込みの場合でも同様に、曲調や場面によって自分が使いたい音で選んでいくといいです。
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まとめ
ここまで説明してきたように、ハイハットには主に、オープンハイハット・クローズハイハット・ペダルハイハットの三種類の音がMIDIに用意されています。
ハイハットの音1つとっても、これだけ種類があるのは面白いですよね。
これらの違いを意識して使い分けると、楽曲により深みが出てきます。
是非、試してください。
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